2010年12月31日金曜日

まだ大晦日

クリスマスも大晦日も元旦もここロサンゼルスの日系スーパーは営業しております。
しかし、やはりそこは日本人。
大晦日の日系スーパーの込み具合は半端じゃない。
みなさん山のようにおせちの材料を買い込んでおられます。

え?おせちの材料?
いや、私のようにこの冬は仕事仕事でおせちは一切する気なし!でもお雑煮の材料ぐらい買うか〜、そして、黒豆と数の子ぐらい出来合いのを買っとくか〜、な人間が大晦日にスーパーに行くのは分かるけど。
今頃おせちの材料を買ってて間に合うのか?みなさん?
え?
今さら塩も抜いてない数の子とか、固いままの黒豆とか買ってどないしますの、そこの奥さん。

しかし、さすがに駐在手当で裕福な在ロス日本人たちは、今日はお刺身ばーん!とか出来合いのおせち詰め合わせばーん!とか気前よく買ってはる人もたくさんおりました。
なんでもあるなあ、ほんま。
鯛の尾頭付き塩焼き、買いたかったわ〜。
でも食べきれないからね。

てなわけでクリスマスカードも年賀状も大掃除も料理もすべてほったらかしで迎えた大晦日です。

ゆうべのこと。
山男が「明日とーちゃん連れてラーメン食べに行こか」と言う。
「いいけど、、、えっと、、、明日?あしたって大晦日やん!」
「そうだけど」
「あんたのとーちゃんとごはんを食べに行くのはやぶさかではない。急にこの週末の旅行を取りやめたとーちゃんに一人で大晦日を過ごさせるのは私も忍びない。しかし!」
「なに?紅白?」
「いや、紅白は元旦の昼間にも再放送があるからいいけど」
「じゃ?」
「大晦日にラーメンはだめ〜!!」

だめですよね、みなさん?
大晦日の晩ごはんがこてこて焦がしニンニク味噌ラーメンなんて。
というわけで、あーだこーだもめた末、そば屋で年越しそばを食べることになりました。

「もしもし、とーちゃん?明日ぼくらとそば屋に行かへん?なんか知らんけど日本の伝統では12/31はそばを食べる日なんだってよ」

今初めて聞いたように言うなー!
毎年むりやり食べさしとるやろー!
紅白見ながら居眠りしながら食べとるやろー!

とーちゃん「どうしようかな〜。他にもいろいろ誘われてるんやけどな〜。後で電話するわ」
まあ、何と人気者な!
でも、案の定1時間後の電話で「あんたらといっしょに行くわ」と。
ふふふ。
ジャパンなヨメに気を使ってくだすったですね。

というわけで、今日は↓これをやっつける予定です。安っ!
財布のヒモの固い山男に熱燗一本つけさせることができましたらご喝采。
だって今日はおごってくれるって言ったんだもん〜。















って。。。。
あ?
あああ!!!
たった今気づいた!
あの店はアルコールが置いてない!!!!!

日本のものには不自由しないような南カリフォルニア暮らしですが、こんな所に落とし穴があるですねー。とほほ。家で飲も。


===
おまけに引き続きにゃんこレポート

しーはますます元気にしております。
食事のたびにちょっとずつ変なところに入るらしく、どこやらのじーさん(例えば山男とーちゃん)みたいにげほげほズーズーは言うていますが、走ったりジャンプしたりする量も増えてきて「あんたほんまに病気なん〜?」て感じです。

昨日は1か月ぶりに検診。
目的は「このままステロイドを飲ませ続けるべきなのか。飲ませ続けていいのか」ということを獣医さんと相談するため。

元気なのはES Clearとステロイドの相乗効果かもしれない。
だとしたらステロイドをやめてしまうのはこわい。
でも、副作用もこわい。
ということでご相談。

「あらひさしぶり〜。あら元気になったわね〜」とセンセー。
血液検査の結果、問題なし。
「ウチのオンコロジスト(ガン専門医)によると、猫の場合は少量のステロイドであれば長期に服用しても深刻な副作用は出ないということなので、今の状態がいいのならこのまま続けましょう」と。
そう。
ここの動物病院はいろんな専門医がいらっしゃるところ。
しーの担当のセンセーは外科専門。
ほかに内科専門とか、循環器とか、鍼灸とかもいらっしゃる。
最初は何でも診てくれる一般的な獣医さんに行ったんだけど、緊急手術必要ということで紹介された「大変なペット専門の病院」なのです。

「担当を変わった方がいいかも?オンコロジストに診てもらう?それとも鍼灸とかの代替医療にする?元の病院に戻ってもいいよ」とも言われたが、何となくこの外科のセンセ−と離れがたくなったので、このセンセーに診てもらいながら必要に応じてそれぞれの専門医に意見を聞いていただくという便利なことになっておる。

「じゃあ、このまま続けるということで、そうね、6週間毎ぐらいに血液検査をしましょう」と言われた。
1か月前には「次は、、、」という話はなかった。
その時はしーがこんなに元気になれるとは誰も思ってなかったのだ。
次にここに来るときはエラいことになったときか、と思ってた。
今回は「6週間毎」と言ってもらえた。
6週間後の予約も取った。
いいぞ、しーちゃん!

でも最後にセンセーは「じゃあ、6週間後にね。でもその前に何かあったら来てね」と念を押すのを忘れなかった。
油断は禁物。

2010年12月26日日曜日

ぎゃお

クリスマスの朝、しーが「ぎゃお」と声を立てました。

しーは去年の10月ごろからガンのためにまったく声が出なくなっておりました。
その頃はがんとは知らなかったわけなんだけど。
その頃に診てもらってた獣医(社交ダンス好き)にも理由は分からなかったわけなんだけど。
しばらくの間は口を開けて無言の「にゃあ」をやっておりましたが、いつの間にかそれもなくなり。

それが11月の手術直後の入院中に「ぎゃお」と。
ノドがおかしなことになっとるから、昔のように美しく「にゃあ」とはなけず「ぎゃお」と。
1年ぶりの美声に落涙。

ところがそれから、肺炎だの胃のチューブだのなんだのかんだのやってるうちにまたもや無言ネコに。
それが、クリスマスの朝に「ぎゃお」と。
それ以来盛んにぎゃおぎゃお言うております。
おなかがすいた時だけ。
「ごはんくれー」の合図。

「ぎゃおぎゃお(はよ、めしにせんかこらー!)」
「はいはい、ちょっと待ってねー」
ああ、会話ができるっていいわ。

これもあの魔法の薬のおかげ。
山男は「スネークオイル」と呼んでおります。
ハブ酒か。

ところが、このヘビ油、ちょっと効きすぎ?
あまりに食欲がありすぎて、ゴハンをあげるとがつがつ食べる。
しばらくすると「もっとくれー」と意思表示。
またがつがつ。
あげくの果てにノドに詰まらす。

しばらくして呼吸が元に戻るときもあれば、逆さ吊りにして背中を叩かなあかんことも。
最初は恐ろしいと思ったけど「死ぬかもしれない」と思うと、そんなこともできるのですね。
とか言ってる間にこの3日で3回も逆さ吊り救急救命隊出動。
こんなことが日常になるのはいやだ〜。

2010年12月21日火曜日

猫のガンの薬













長い間、ブログとご無沙汰していたと思ったらいきなりなタイトルやなあ、、、って感じですが。
はい。
猫がガンになりまして。
二匹の王子様のうちの華奢な方、グレー猫のしーちゃんです。
それとまあ、いろいろなばたばたが重なって、ブログどころではなかったのですが、ついに光明が一筋見えてきたのでこれは世間様にもお知らせしておこうかと。

しーちゃんのガンは咽頭のすぐ下にできていたもんで、呼吸困難になり、腫瘍とともに咽頭を一部切除。
手術後食欲が戻らず胃にチューブを入れたり、肺炎を起こして再入院したり、退院したと思ったら、すぐにガンが再び育ち始めて呼吸が苦しくなったり。

猫も人間もぼろぼろですわ。

上の写真のときはやっとエリザベスカラーは取れたけど、前足は点滴用に一部毛をそられてプードル状態。
青いTシャツが見えますか。
これは胃のチューブが入っているところが外にさらされないように、そしてチューブがぶらぶらしないようにと山男が作った特製Tシャツです。
山男の長袖Tシャツの袖の部分を利用しました。チューブの先をしまっておくポケットまで付いています。
素材はハイキング用の通気のよい素材。
(山男はなんだかこの猫用Tシャツでひと商売始めたそうだったけど。。。)

お医者様曰く「これは転移はあまりしないけど、その場所でアグレッシブに育つタイプのガン」。
まさにアグレッシブに戻ってきたなあ。
ステロイドを飲むと少しましになってきたので、じゃあ、このまま飲ませ続けましょうということに。
このまま、できるだけガンが控え目に育って1日でも長くしーちゃんが幸せでいられたらいいんだけどな。
年は越せるのかな。

ステロイドは食欲増進作用があるらしく、ちゃんとご飯を食べるようになりました。
胃のチューブも取れました。
でも、げっそりやせて、げほげほ言って、1日中じっと寝てて、幸せなんか、しーちゃん?

そうこうするうちに山男が「インターネットでES Clearって薬を見つけた。ハーブの薬。口コミがすごい。みんな猫が元気になったって言ってる」なんて言い出した。
と思ったら、注文してしまった。

お医者様に聞いたら「その成分ならステロイドと併用しても害はないでしょう。私には分からないけど(何でも気の済むように)やってみたら?(どうせ助からへんねんから)」というお返事。(  )内は私が行間を読んだもの。たぶん当たり。

私としては「体力が弱ってるものにそんな覚せい剤みたいなもんをやって、元気になってしまったらよけいに体力消耗しちゃうんじゃないのか。あの弱ったのどに液体を流し込んで変なところに入り込んじゃったらどうするのか。薬をやるために口を開けさせるとイヤイヤをするのにまた体力使うじゃないか」と非常に懐疑的。

でも一言も言わなかった。言えなかった。
山男だって一生懸命なんだ。
まあ、最悪の運命には変わりはないんだから、やってみたら。

で、極小の注射器状のもので0.25mlをぴやっと。
三日目。
「ちょっと。げほげほぜーぜーが小さくなったよ。」
このころしーちゃんは山男に「ダースベーダー」というあだ名(やめてくれ〜!!)を付けられるほどずーっとゼーゼーズーズー言ってた。のに!
「え?まだご飯食べるの?」
「口開けないで息してるよ!」

そして一週間経ちました。
おなかを大きく動かして息をしていたのも静かになりました。
体重も1週間で400gぐらい増えました。
走るし。
ジャンプするし。
くーちゃんとけんかもできるし。

もちろん元気だったときに比べたら全部ちょっとずつだけど。

こんなに効いていいんですか、このお薬?












ES Clear

自分がガンになったら、絶対飲んでみようと思っています。
成分は
ゴボウ
ヒメスイバ
スリッパリーエルム
チャイニーズルバーブ(ダイオウの仲間?)

アルコール

ガンを抑えたり、食道や気道を滑らかにしたり、免疫力を高めたりするということです。
とりあえずしーちゃんに限って言えば、この1週間でまさにそのように効いているのでは、という実感です。
覚せい剤というより、養命酒的なものか、と期待していたのですが、この速攻ぶりはやはりシャブ?

お犬様用もあるようですが、ヒト用はまだないようです。

この効果が今後どの程度続くのか。
また追ってレポートします。

とは言うもののたまに何か引っかかって死にそうな目にあったりはしてますので、正月に餅をノドに詰めて、、、みたいなノリでいっちゃうってのも可能性は大。
もう、なるようにしかならないやね。
いえ、投げやりなわけではなく。

2010年8月18日水曜日

イカ

イカが安かったのでつい買ってしまった。
近海物と銘打ってある。
買ってしまったのはいいけど、どうやって食べようかなー。
菜っ葉もなんか食べたいしなあ。

あ!そうだ!
キャベツとイカ炒めやん。
キャベツ冷蔵庫にあるやん。
バターで炒めたらおいしいや〜ん。

その時ふと「コリアンのイカ炒めもうまいよなあ」という声と共に真っ赤なコチュジャンまみれになったイカの姿が頭に浮かんだ。
コチュジャンもいいやん〜〜。

さて、お料理です。
キャベツと、もっと菜っ葉欲しいからチンゲンサイも入れちゃえ。
シイタケも入ってもええよん。

バター。
塩。
白コショー。

で、さて、コチュジャンか。
その時ふと「バターとコチュジャンって合うのか」という基本的な質問が頭に浮かんだ。
どっちもおいしいから大丈夫なんちゃう〜?
味見もせずに調理終了。

夕食が始まった。
「あ」
やってもた。

山男「これ、バターが入ってんの?」と、微妙な表情。
山女「ちょっと合ってなかったかな」
山男「無理やろ」と、卓上用コチュジャンをどばどば投入。「これでバターの味を消す!」
消えたらしい。

山男「そもそもキャベツとバターってどうなん。。。」
山女「合うのよ!コチュジャンなんか入れなかったら,キャベツとイカとバターって黄金トリオやねんよ!」
山男「そんなもん今まで作ったの見たことないやん」
山女「今日急に思い出したんやん!」

そう。
思い出したのである。
昔,転職したての頃に同僚が連れて行ってくれた職場の近く(「すぐ裏」とも言う)の小さいお好み焼き屋。
とりあえずビールのアテにと同僚が「おばちゃん、イカね」
まあ、そのキャベツとイカのシンプル炒めのおいしかったこと!
職場の人たち誰もが大好きだったお好み焼き屋。
おじちゃんとおばちゃんだけでやってたけど、今もあるのかなあ。
かれこれ20年近く前のこと。
会社やめてから一度だけ行ってみたけど、やっぱり前の職場の人たちが来ててせっかく懐かしい味を楽しんでる最中にいろんなこと言われた(迷惑受け身)のでそれっきり行ってない。

今もあるかなーとググってみたら、やっぱりあちこちで話題には上っているらしい。
それでも「昔よく行きました」とか「今もあるのかなあ」なんていう私レベルの書き込みしか見当たらない。
そして、やはり何人かが例のイカ焼きのことに触れておられる!
そして判明したことは、バターと塩コショーで味付けしたあと、最後にマヨが投入されておったということ。
ああ、あの麻薬のような魅力的な味はマヨで完成されていたのか。。。

誰か知ってたら教えて下さい。
京阪、西三荘駅近辺の「ひろや」まだありますか。
おばちゃん、おっちゃん、元気でやってはりますか。
今も同じ味ですか。
特タマ健在ですか。

ところで、我が家のイカ炒めですが
「あら、時間が経つとだんだん味がなじんでくるじゃん。問題な〜し」
「その変な味に慣れてきただけやろ」

きー!!
どこまでも失礼なヤツ。
返品したいわ、こいつ!

とりあえず分かりきった教訓は「バターとコチュジャンは合わせちゃだめ!」でした。














いいお寿司屋さんはイカがおいしいお寿司屋さん。
サンディエゴの「すし太田」ごうかーく!

2010年7月21日水曜日

グリーンクリークからバージニアレイクへ

7月4日はご存知アメリカの独立記念日。
アメリカという国はそもそも祝祭日が少ない上に、国を挙げてみんなでそろって休むという日がこれまた少ない。

ほぼ全員が休むと言ったら、

5月のメモリアルデー。
7月4日の独立記念日。
9月のレイバーデー。
11月の感謝祭。
12月のクリスマス。
元旦。

これだけではあるまいか。

というわけで、貴重な7月4日は今年土曜日だったので、月曜日が振替休日の三連休。
今年初めてのバックパッキングに行ってまいりました。
去年の今頃は「もう4回目〜」とか言ってたのに、今年はほんまにぼよよんですわ。

行ってきましたのは、ヨセミテの東側をちょいと北に上がったところ。
グリーンクリークという登山口から入り、バージニアレイクまで13マイル(21キロ)の道のり。
これを2泊3日でというのだから、けっこうのんびりハイクです。
入山許可をもらうのはトイヤベ国有林のレンジャー・ステーション。

トレイルは花々がうれしいうれしいとおしゃべりしながら咲き競っているというごきげんな歩き出し。
特に目立ったのは、この黄色い花。ミュールズ・イヤー(ロバの耳)という名前の花です。























葉っぱの形がロバの耳のようなのでこの名前なのですが、このロバ耳が、ふかふかと柔らかいので別名がマウンテン・トイレットペーパー。






















ね、やらかそうでしょ。


なんて楽しく歩いていたら、ほどなく着きました。
今夜のキャンプ地、グリーンレイク。8,967フィート (2,733メートル)。

















シエラの湖はやっぱりいいわ〜。

テントを設営した後は思い思いに午後を過ごす。
昼寝する人、行水する人、釣りをする人、写真を撮る人。(総勢4名)

















のん気な釣り師。






















と、その釣果。
ブルック・トラウトという種類のトラウトだそうです。
ごちそうさま。

今宵のメインディッシュは焼きそば。





















こちらもうまかったっす。


明けて翌朝のグリーンレイク。



















テントをたたんで出発です。

今年の冬は雪が多くて、雪解けが遅かったので、あちこち急流だらけ。


















こんなふうに渡れるところはいいけれど、流れがあふれて大きく迂回しなければならない場面も何度も。
ま、それもハイキングの楽しみということで。
ただし、地図の読めない私のような人間ばかりでは、こんなに迂回してたらどこにも辿り着けなくなっていたでしょう。
ついつい読める人に頼って、読もうという努力もしなくなってしまった。。。反省。
とにかく今回は地図とコンパスが活躍してたなあ。

ま、そうこうするうちに出て来たのはイーストレイク。9,465フィート (2,885メートル)。

















いやー、ここもまたきれいやった〜。

















のんびりと泳ぐトラウト仲良し3兄弟。
いや、親子?
いや、三角関係?
全然のんびりしてない?
なんてことを考えるのは人間の勝手。
トラウトさんたちはもちろんそんなこと全然関係なくただ泳いでるだけなんでしょうなあ。

さらに歩いて、流れを越えて、迂回して、カメラ落として引き返して拾って(山男)、ああでもない、こうでもないと地図を検討して(山男と隊長)、やっと今日のキャンプ地フーバーレイクに到着。9,846フィート (3,001メートル)。

















そしてお昼ごはん。


















昼食後、ここでものんびりする時間がたっぷりあったので、釣り師にお付き合いして湖一周しながらただぼよよんと湖や山を眺める。

こういう自然に囲まれてると、意識がうろうろして考えの焦点が定まらなくなる。
この景色をどういうふうに呑み込めばいいんだか、頭の中でデータ処理がうまく行かなくなる感じ。
ただ美しいと思えばいいのか。
この景色の中に私の居場所はあるのか。
貪欲に自分のものとして抱え込みたいのだけど、到底抱え込めるはずもなく、なす術無し。
と、ボーゼンとしてしまうのも山歩きの常。

そしてまた日が暮れて夜が訪れる。
キャンプではたいていまだ日が暮れ切らないうちにテントに入って朝までぐっすりなんてことになるので、星空を見逃してしまうことが多い。

でもこの晩はラッキーなことにトイレに行きたくなって夜中に外に出た。
が、しかし。
悲しいかなコンタクトレンズを外してるので見えないのよね〜、星が。

ところがそんな頼りない目にも分かるぐらい星が近くに見えた夜でした。
流れ星。
天の川。
ちゃんと分かりました。

そしてまた日が昇り夜が明ける。
この日、前半はほとんど雪の中。

















小さい水たまり的な湖はまだ凍っています。

トレイルも雪に覆われているから、またもや地図だのコンパスだの。
道なき道を、雪の上を進むのじゃ。




















いや、時々ホントに怖いですよ、こういうとこ歩くの。
でも、怖いと自覚しながら歩くのがいいのですね。
一歩一歩間違いないように歩いて行くというのが。

こないだ台所で踏み台に乗り損ねてスッ転んだヤツがいましたが(一瞬「未亡人」という文字が頭をよぎった)、山以外のところでも一歩一歩気をつけて踏み出していただきたいものです。

山から帰って処理しきれないぼーっとした頭で読んでいた本、『何もなくて豊かな島』。
「フィリピンの小島カオハガン島を買ってしまいました」という内容の本。
島を買ったって言っても住民350人ももれなく付いて来て、そのままいっしょに住んでいるという豪快なようで繊細な計画を立てながら島暮らしを営んでいる崎山克彦さんの著書。(例によってBook Offの1ドルコーナーにて入手)

その中の一節。

島にいると、ふっと自然の中に吸い込まれてしまう「時」がある。
(中略)
そうした時,自然の大きさ、美しさ、不思議さの中に、自我が吸い取られてしまう。(107ページ)


たいてい読書はストーリー優先なので、こういう部分はさらっと気づかずに読み飛ばしてしまうことが多いけど、今回は山で抱いた思いとこの文章がかっちりと響き合ったという感じ。

そうそうそうそう、そうやねんよねえ。
吸い取られてしまうのよねえ。
そうか、そういう風に心得ればよいのか。
あれは、自我が吸い取られる時間。
無理に処理しようとするのは所詮無理な状況。

よ〜し!
というわけで、山への心構えがまた新たになったことでもあり、さあ、次へ行くぞ〜〜!
と言いたいところですが、何か今年は巡り合わせが悪いのかなかなか山へ行くということにならない。
平地にいてもいつまでも気温が低くて夏らしくないし。

ううううう、そろそろ山禁断症状が。。。。。

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2010年6月17日木曜日

結婚しました




















えー、というわけで(どういうわけだか)山男と山女はついに正式に結婚してしまいました。
2010年6月5日(土)、身内だけでささやかな式と昼食会を行いました。

なぜこの日かというのは、山男60歳、山女50歳、二匹のニャンコsが10歳と非常にキリが良く覚えやすい日だからでございます。

我々の性格を良く知っている人の中には「どうして結婚することに決めたの?」という質問をする方もござりました。まったく当然な疑問でございます。我々自身「結婚したからといって何が変わるわけでもなし〜」と思っていたのですから。

「そりゃ、結婚はcommitmentだから」と言って下さる方もあります。
このcommitmentという言葉、日本語ではそのままぴたりと来る言葉はないように思います。私が持っているこの言葉の意味のイメージは「ある事象を自らのものとして積極的にこれに関わり、それに伴う責任を自らのものとして負うこと」という感じでしょうか。

結婚=commitment?
うーん、若いカップルなら「結婚」というイベントにそういう意味付けもあるのかもしれませんが、我々二人の間ではこの意味でのcommitmentはすでになされており、それが結婚という形を取るかどうかということはあまり重要ではないと思われておったのです。

それに他の多くの州と同じく、カリフォルニア州でも「domestic partnership(内縁関係)」という届け出をすれば、法律上の権利と義務は結婚した夫婦と変わらないとも聞いておりまして、ますます「結婚」というものの実態が訳の分からない世の中になっているということもあったのでございます。

そんなにぐだぐだ言ってたヤツがほならなんで結婚したん?
って、そう思いますわなあ、そりゃ。
端的にいえば、ある第三者の事故をきっかけに「何かあったときのために分かりやすい形にしておいた方が何かといいだろう」という合意に達したからです。

で、まあしてみてやっぱりよかったなと思うのは家族にでも友人にでも恩師にでも「結婚」という形式は今の時代にはやはりとても分かりやすい形式なわけで、皆さんとても喜んで下さいました。みんなが喜んでくれるのを見てまたこちらも嬉しくなるわけで、「ああ、なるほど『結婚する』というイベントはこういうことであったのか」と、また認識を新たにしたわけでございます。

そうして認識があらたまってさらに考えるのは「同性婚」のことでござります。
カリフォルニア州では2008年5月に「同性婚の禁止は違憲」との判決が下され同性婚が解禁に。ところが、わずか半年後の11月の州民投票で同性婚廃止・改憲案が僅差で可決され、同性の結婚が認められないまま今に至っています。(ここで違憲、改憲というのは州の憲法のことです。この辺が日本と違ってややこしい)
昨日6月16日にカリフォルニア州の最高裁で「同性婚廃止・改憲案は合憲か」という裁判の最終審理が終わり、判決が数週間後に出るだろうと言われています。

なぜ同性で結婚しちゃいけないのか。
これが私にはさっぱり訳が分かりません。
「だって、結婚は男女のものだから」
「だって、同性愛の人だって内縁関係の登録をすれば権利と義務は同じなんだから」
じゃ、結婚って何ですか。

「子どもを産み育てることを目的とした男女間の契約が結婚である」というのが同性婚反対派の主張らしいです。

が、

あの〜、結婚の申請用紙とかにそういうことどこにも書いてないんですけど。
書類上でもお役所の人からでも
「子どもを作る気があるのか」とも
「子どもを作る能力があるのか」とも
何にも聞かれない。
目的も何も聞かれないうちに書類はすんなりと受理されます。
なのに同性婚の是非を云々するときだけ「結婚の目的は子どもを産み育てること」っていうのが出てくるのはおかしいんじゃございませんか。

別に私が同性愛の人に特別な思い入れがあるということではないんです。
性別とか年齢とか身体能力とか人種とか性的志向とか、そういうもって生まれたもので人を差別するということが今の世の中にまだ存在しているということが理解できないのです。

同性愛の人が結婚すること、あるいは結婚したがることがいいとか悪いとかいう問題じゃなくて、彼等にも結婚するかしないかという選択肢が他の人々と同様に持てて然るべきでしょう。

ヒトハナゼケッコンスルノカ。
つまり、なぜ現行法に則ったカタチに収まろうとするのか。

「内縁関係」でいいのだという考え方が流布すれば「結婚」というものはどんどん形骸化が進んで行って、将来的にはなくなるのかもしれません。

あるいは同性婚が認められて普通になるようになったら「内縁関係」という登録の意味がなくなって「結婚」というカタチに意味が戻ってくるのかもしれません。

どちらにしても意味と形が近づいたものになっていらぬ差別が排除されればよいのに。

めでたいタイトルの話がなんだかややこしい話になってすみません。ぐだぐだ言ってる割には本人たちはやっぱり嬉しくて単純に喜んでいます。

2010年6月3日木曜日

テキサス食い倒れ その1

また食べもんの話ですか。
とお思いかもしれませんが、今回はテキサス州はオースティン市まで出張しての食べもん話です。出張代がかかってます!

なぜオースティンかというと虎の穴(大学院)時代の我的朋友Z子はんの生息地だからでございます。彼女がオースティンに行ってからかれこれ、、、えっと10年?11年?やっと実現したオースティン訪問でございます。

しかし、オースティンという言葉にはちょっとした思い出のある私。
アメリカに来てすぐにティーチングアシスタントとして日本語を教え始めた17年前。私ははりきっておりました。はりきっていたが故にしなくていいことまでいろいろやっておりました。例えば、「もしも学生に『自分の名前を漢字で書くとどうなるのか教えて』と頼まれたら?」と頼まれてもいないのに頼まれたときのことを想定し、その時チームで担当していた約100名の学生の名前(苗字)を漢字でノートに書き出したりしておりました。

その時の学生の一人がオースチンさんという女の子。
「大素珍」
これしかないわなー!わっはっは!
と一人で暗い寮の部屋でウケておりました。
顔も名前も一生忘れないわ、大素珍さん。

というわけでやってまいりました大素珍市!!
(また『前置きが長い』とか叱られるぅ〜)

夕方の便で到着。
Z子はんにはかねてより「前に話してくれてた小屋みたいなところのバーベキューが食べたい」とリクエストしておりました。
で連れて行っていただいたのが田舎道の果てにある小屋みたいなバーベキューハウス「ソルトリック(Salt Lick)」。





























うまい〜〜〜!!
めっちゃ素朴なのにめっちゃうまい〜〜!!
すごくいい感じに焼いてある。
ビールはもちろんシャイな僕(シャイナーボックという地元のビール)。
お土産にBBQソースと揉み込み用スパイスをゲット。



おなかがいっぱいになったので、腹ごなしの運動のために「湖」という名前の大きな川沿いの遊歩道へ。
そこで白鳥の親子に遭遇。
















かわいい〜!
白鳥のお母さん、子ども可愛さのあまり犬にけんか売ってました。
















犬の飼い主は、おもしろがってたのか、、、何もせんと見てはりました。

夕暮れの湖(川)沿いの遊歩道は花盛りで大きい木がたくさん茂っていて、ロサンゼルスでは味わえない緑のてんこもり。
そしてロサンゼルスでは味わえない高い気温と高い湿度。
むじあづい〜〜〜〜〜。
なんせ、このごろのロサンゼルスの最高気温よりオースティンの最低気温の方が高い。
夕方になっても涼しくはならん!

なのにローカル娘(?)Z子はんと、ロサンゼルスでの私の元同僚でなぜか今はZ子はんの助手なM嬢は「この時間になると過ごしやすいねえ」なんてのんきなことを。
ヒトの適応力ってすごい。

翌日はZ子はん、M嬢、そして大学院時代の私の同級生で、なぜか今はZ子はんの同僚なCちゃんとランチ。人より長く大学院に居残っていた私にとってはCちゃんもZ子はんも大学院の友達なんだけど、CちゃんはZ子はんが入学する前に卒業したので二人は大学院では会っていない。とまあわけ分かりませんが、オースティンは私がそれぞれ別々な事情で知り合った友達が3人も集まっちゃってるふしぎな町なんです。

まあ、そんなことはどうでもいいけどランチはタイ飯。
タイと言えば、ロサンゼルスでの勤務先の近所に激ウマのヌードルを食わせるタイ飯ファーストフード屋があります。そこのヌードルの味が忘れられないM嬢はオースティンに来てからなんとかあの味のヌードルに出会えないか、といろいろ探していたそう。で、この日我々が行ったこの店で「近い!」ヌードルに出会ったそう。

で、M嬢はこの店でヌードルを注文するたびに控え目に(ずうずうしく)「あのー、豚肉はスライスじゃなくて、ミンチにしてもらえないでしょうか」とか「あのー、できれば魚丸(中華スーパーでは魚丸と書いてある。英語ではfish ballという。かまぼこのダンゴみたいなの)を入れてもらえないでしょうか」などと幻のヌードルに近づけるべくリクエストし続け、やっと到達したのがこれ。















おー、近い、近い!
でもね、M嬢、さつま揚げを忘れてない?
「あー、さつま揚げも入ってましたっけ〜」
入ってたよ。次回はぜひそれもリクエストしてみておくれ。

で、お味は。
う〜〜〜〜〜〜んんんんん。
近いっちゃあ近い。
でも幻のヌードルはこれほど甘くない。
そしてもっと酸い。

というわけで、テーブルに置いてあった調味料の中からナンプラーやら青唐辛子の酢漬けの酢やらチリペーストやらを投入。
で、出来上がったのがこれ。















ふふふ、またさらに近づいたでしょう。
でも、あまり酸いものにも辛いものにも魅かれてない様子のM嬢は「わ〜、すごいですね〜、ふふふ」と婉然と微笑むだけであった。
そう、M嬢はこの婉然たる微笑みという最強の武器で渡る世間に敵は一人もいないというすごい人なのである。


まだまだ食い倒れの旅は続く!!

2010年5月18日火曜日

はじめてのピザ

はじめてシリーズ、今日はピザでございます。

レシピは、昨日の「こねないパン」と同じでやる人もいます。
でも私は違う先生のもっと(てほどでもないか)待ち時間が短いバージョンでやってみました。材料で違うのは、こちらのタネには砂糖(イーストのエサらしい)とオリーブオイルが入るという点です。

小麦粉 3カップ(今日は強力粉(カメリア)2カップ、全麦粉1カップで)

あ、「全麦粉」ってwhole wheat flourのことです。辞書には「全粒小麦粉」とか出てるんですが、全粒は「whole grain」っていうんだと思うんで、それとは違うんだと思うんですよね。まあ、よう分かりませんが。

ドライイースト 小さじ1/4
塩 小さじ1と1/2
砂糖 小さじ1/4
室温よりちょっと温かいぐらいのぬるい水 カップ1と1/2
オリーブオイル 大さじ2

で、例によって混ぜまぜ(こねない)。
ラップをかけて、なぜか今回は2〜3カ所ラップに穴を開けてそのまま12時間寝かす。

オーブンを450℉(230~250℃)に温めておく。

寝かしたタネを粉をまいた台の上に出し、適当に丸める。
4分割してそれぞれをボールにまとめる。(ぜんぶ使わないならボールのままジップロックにでも入れて冷蔵庫へ。2〜3日はこれでだいじょうぶだそう)

ボールを伸ばす。
ピザらしい丸にでも何でもよかろうと思う。
私はニューヨークピザのような薄ーいクラストのピザが焼きたかったので、とにかく薄くのばしてみました。

粉をまいた天板にさらにコーンミールをまく。
その上に生地をのせ、具を載せる。

こんな感じ。

















左側は、ガーリックソース(つぶしたニンニクとオリーブオイルを混ぜる)、タマネギ、ピーマン、サーモンの焼いたの(たまたまウチにあった)。

右側は、ナスとチキンソーセージを炒めてトマトソースをからめたもの。

で、オーブンの最下段で6分。中段で4分。
できあがりっ!



















ひやー、これも上出来!
サーモンの方はちょっと生地が厚めだったので、もう少し時間をかけて焼いた方がよかったみたい。
でも、こんなに簡単に生地ができちゃうんだったら、またいつでも挑戦できるもんねー。
うひょひょ〜、楽しい〜!!
と興奮する私の横で黙々とピザを食べる山男。

「どう〜?またピザ作ってもいいかな?」
「…」
「ん?何、この沈黙は?」
「考え中」
「考え中って何やねん〜〜!!!」

と思ったら、始まりました。

「ナスのはうまい。よくできた。トマトソースもええできや。もう一回作ってもいい。だけど、頼むからピザの時はピザらしいピザだけにしてくれ」
「へ?サーモンのダメ?」
「ピザらしくない」

あーもー、これだからアメリカ人はよっ。
うちの学生に日本のピザのメニューとか見せたら「げー,コーン?」「ポテト?」「マヨネーズぅ?」とか大騒ぎやもんなあ。だめか,冒険できないのか?

「はいはい。じゃ、ナスのはオーケーなわけね」
「問題は…」

え?問題があるですか?

「天板である。この薄っぺらい天板じゃあ、熱が均一に伝わらない。さらに生地の蒸気の逃げ場所がないので、今ひとつカリッとしない。まあ、そのためにコーンミールをまいたわけだけど」

え?コーンミールにはそういう意味があったのか。たしかに小麦粉よりざらざらしてるから微妙に生地と天板の間に隙間ができるってわけか。

「まともなピザ屋はレンガのオーブンで焼く。それも蒸気が吸収できるからである」

ひや〜、山男さん、どうしちゃったの?普段はただのおとぼけくんなのに、ピザの焼き方についてこんなに語れるとわっ!

「だからやっぱり理想はピザストーンを手に入れてそれで焼くことだな。まあ、これでもいいけど」

ええんかいな。

しかし、気になるぞ、ピザストーン。
欲しいぞ、ピザストーン。
ふふふ。次回は…きら〜ん!

あ、ちなみにこのピザの作り方のビデオはこちら(英語です)。

トマトソースもめちゃ簡単!
ホールトマト一缶のトマトを手でつぶしながら鍋に入れる。
ニンニクひとかけをざく切りにして鍋に入れる。
バジル4〜5枚を適当にちぎって鍋に入れる。
オリーブオイル大さじ1を足して火にかける。
沸騰したら弱火にして30分。
最後に塩こしょう。
(オレンジページ'97, vol3のタカコ半沢メロジーさんのレシピだす)

市販のパスタソースみたいに甘ったるくないのでうま!でした。

2010年5月17日月曜日

初めての…

いや〜、楽しいっす。
去年の11月にようやくハーフ・センテネリアンになりまして。すなわち人生の長さが半世紀に達したというわけでございます。だからってわけじゃないんですが、いろいろ人生で初めてのことへの挑戦が続いており、これが楽しい。

なんか、昔の歌に「初めてのなんとか、初めてのかんとか」って連呼するような歌があったよなあ、なんやったかなあと考えても、なぜか関係のない桑名正弘の

♪じょおねっつっのあか!あっいっしゅうっのあおっ♫

なんかが浮かんでくるばかりですっきりしませんでしたが、2日ぐらい考えてたらふと思い出せました。年はとってもまだまだくだらんメモリーを引き出す力は衰えていないようです。
そこのあなた、いかがですか。
思い出されましたか。

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みんなでちょっと考えてみる時間

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さよう、それは中村あゆみの
♪シックスティーン、はぁじめてのキィッス…♬
でございました。さあ、この後(またはこの前。確かサーティーンから始まるんじゃなかったっけか)どんな歌詞が続くのだったか。それはみなさんの頭の体操ということにしてみましょうかな。

いや、せやから何が初めてなわけ,、、ってそうですよね。
今回は初めてのパン!ざんす。
まさかこの私がパンを焼く日がほんまに来ようとは。
興味はずっとあったわけで、人さんのブログでパンの話が出ると「ああ、いいな、おいしそうだな」と思い、パンのレシピの本なんかも本棚にあったりして、何度も眺めては「ああ、いいな、おいしそうだな」と思っていたりしたわけですが、どうにもこうにもなんだかめんどくさそうで億劫で「ああ、こうしていつか焼きたいなと憧れるだけできっとパン焼きなど経験せずに人生を終るのだろうな」と何となくあきらめておりました。

そんな私に「ん?これなら私にも?」と思わせたのはお知り合いのきゅうりさん(私に初めての大福、初めてのもち粉マフィンを作る気にさせた人)が紹介していた「こねないパン」。彼女が言うには「こねる代わりに待つ。膨らむまでとにかく待つ。家康のようなパン」ということでございました。「こねないならしんどくなさそう」とここで一歩接近。

「でも、きゅうりさんなんて家庭料理の鉄人やし、ベーキングにも慣れてるからそんなおいしそうなパンが焼けるんやろうなあ。」と思ってました。「第一、普通のこねて作るパンに比べたらやっぱりそれはバチモンで、味的には劣るんじゃないのかな」とも勝手に思っておりました。

その家康パンのことも忘れる頃、今度は山男の弟が「No Kneed Breadって知ってる?めちゃカンタン!で、普通のパンよりうまい!」と興奮して、作ったものをいくつか食べさせてくれた。んまいい〜〜〜!!えー?こんなのがこねずに作れるわけなの?ひや〜、これは私も作らなかんかな。

「でも、山男の弟なんて料理オタクやし、第一パン焼き噐にほり込んで焼いてるやないの。やっぱり私なんかにできるわけないかな」とまたまた消極的に。まあ、その頃は忙しくてそれどころでもなかったわけだけど。

そして、やってきました無職の夏休み。はい、すでに夏休みに突入しております。で、なんとなく「こねないパンねえ」とググって見ましたら、出るわ、出るわ。何でも2年ぐらい前にNew York Timesにレシピが紹介されたのが発端だとか。いろいろ見てるうちに、、、がーん!!「4歳児にも焼けるパン」というビデオを発見。
もう「でも…」なんて言ってられない!焼くしかない!

「なになに、小麦粉3カップ?それはやっぱり強力粉かな。(日系スーパーで日清のカメリアげっと!)
ドライイースト小さじ1/4(なぜかウチにあった)。
塩小さじ1と1/2(これは当然ウチにある)
ぬるい水カップ1と1/2(ヤカンの湯冷まし)。
で?
これだけ?
ちゃちゃっと混ぜて(こねないで)ラップをして12〜20時間寝かす?
何じゃ、この時間の大きな幅は。
でもほんとにこれだけ?寝かすだけ?」

で、それだけでした。
翌日、16時間ぐらい経ったころ台の上に出して2〜3回おりまげる。
こねない。
で、粉を振ったふきんで包んで2時間また待つ。(なるほど、たくさん待つのね)
待ち時間あと30分ぐらいのところでオーブン点火。鍋(ダッチオーブンなど高温に耐えられるもの)をオーブンに入れてチンチンに熱くしておく。

で、焼く。
450℉(230~235℃)でふたをして30分。(蓋がなければアルミホイルをかぶせるのでもいいそうな)
ふたを取って15〜20分。

チッチッチッチッ…

そしてできたのがこちらでございます。
じゃ〜ん!!!
















いや〜、上出来!ではありませんか。




iPhoneと大きさ比べたりして。

















ひっくり返したりして。


















おほほ〜。
初めての子はかわいくてやっぱりたくさん写真撮っちゃうわ〜。


中はどうなってるのかしら〜。
どきどき。
ありゃっ??

















まん中に大きな穴がぽっかりとあいとる。
ふうむ。
丸めた時にギュギュッと押しとくべきじゃったのか。
ま、そんなことは素人だから分からないっと。


朝ご飯にはトーストで。
ほら穴あきパンには見えないしっと。


















で、肝心の味の方はどうだったのかって?
それが、ああた。
外側は見たまんまですわよ。
カリッ、パリッてもう、うまい!
神戸のフロインドリーブとは言わないまでも(ってあまり食べたことないからもう味を覚えてないけど)、ドンクのパンぐらいは行ってるんちゃう〜?
と大感激。

中は。
とてもしっかりした味でした。
弾力がかなり。
かめばかむほど味が出る。
カメリア粉様のおかげでしょうか。
でも、もうちょ〜っとだけ軽めの方がいいかな。次回は普通の小麦粉と混ぜてみようかな。

いろいろググるとまだまだいろいろ出てくるのですよ、この関係のレシピ。
面倒なのは待ち時間と食べたい時間の計算だけ。
ああ、簡単レシピばんざい!

2010年2月4日木曜日

Bad Yokozuna

引退しちゃったんですねー。朝青龍。

普段あまりテレビを見ないんですが、ケーブルでテレビ・ジャパンが見られるようになってからというもの、大相撲を何よりも楽しみにしている我々。
奇数月のその二週間は、「今日は何時から?」「今日は9時からだって」「今日は8時45分の日だ」「えー、今日は9時20分?」とコロコロと変わる放送時間を確認するのが夕食前の日課となっています。

と言っても我々が見るのはダイジェスト版。「幕内の全取り組み」という15分ばかりの番組です。
そういえば、日本にいたころは「大相撲ダイジェスト」って番組があったけど、もうなくなったのかしら?「だいずもうおおじぇすと」って呼んでましたけど。

だいたい初日から千秋楽の前までその一日遅れのダイジェスト版を見て、土曜日の晩は夜中までがんばって起きてて千秋楽は日本と時差なしで見るというのが私の楽しみ方。

ダイジェストを見ながら日本語の分からない山男のために、力士の名前と勝敗数だけ簡単に教えてあげます。
でも、もともと英語でも名前など覚えるのが苦手な山男。
珍しく名前を覚えているのは、バルトとホーマショーだけ。
あとは勝手にあだ名をつけて呼んでいる力士が何人かいます。

キングコング
ブーブス(おっぱい)
コパトーン(日焼けローション)
ベイビー・モンゴリアン
ビッグ・フェイス
サッド・フェイス
ヨーグルト

↑誰か分かります?ふふふ。
上から、

高見盛
山本山
猛虎浪
鶴竜
岩木山
稀勢の里
琴欧州

そして、誰にでも分かるグッドヨコズナとバッドヨコズナ。

私のごひいきはモンゴル三力士。
白鵬!日馬富士!鶴竜!

山男はホーマショーが今に強くなるって見込んでたみたいなんだけど、いつまでたっても「今に」が来そうにないので最近はどうでもよくなったらしい。
その代わり彼がこの初場所あたりから急に熱を上げていたのがバッドヨコズナだったんですねー。

いやいや、彼はうまい。強い。特に今場所は強かった。うまかった。すごかった。と思う。
グッドとバッドで場所を引っ張って、日馬富士やヨーグルトにかき回してもらって。
本当に面白かった、ここんところの大相撲は。

なのになー。
やめちゃったんだ、バッドヨコズナ。
ああするしかしょうがなかったとは思うけど。
残念やなああああああ。

一昨年、ロス巡業があったんですけど、見に行った友達が「一番観客に対して愛想が良かったのが朝青龍。一番無愛想だったのが高見盛」て言ってました。そして朝青龍が高見盛に「もっとお客さんにサービスしなくちゃダメだ」と説教してたとかいう噂も聞きました。

そのころはまだテレビジャパンがなくて「相撲かー、ふーん。最近の力士知らないしなー」程度だったのでわざわざ見に行こうとは思わなかったんですよね。でも、今度ロスに来たら絶対行こうって決めてたのに。実は今度の大阪場所も見に行くつもりにしてるのに。

つまんなくなっちゃうよなー。
白鵬といっしょに泣きたい私です。

2010年1月23日土曜日

おからマフィン

おりひめさんがクックパッドに載ってたおからマフィンを作ったという。
そして,今日,奇しくも我が家にはおからがある。
我が家におからがあるなんて2年に1度ぐらいのことである。
あ,ここん家に引っ越してきてからまだ2年も経ってないので,そう,初めてのことである。

クックパッドのそのページを見るとつくれぽ(作った人のレポート)がたくさん載っていて牛乳の代わりに豆乳でもいいと言う。
そして,今日,奇しくも我が家には豆乳がある。
我が家に豆乳があるなんて,,,,やはり初めてのことである。

いや,おからと豆乳とひじきで作るおかずというのをやろうと思って買ってきたのだけど作りそびれていて,つまり,「おからと豆乳がある」というよりも「早く使ってしまわなければならないおからと豆乳がある」というのが正しい。

というわけでわざわざ買い物に行かなくてもできるお菓子!おからマフィン作戦開始!
でも,クックパッドさんのレシピはたったの5個分になっとる。ウチのマフィン型は12個分なので,レシピを3倍にせなあかん。
どうせ3倍にするなら,三つ違う味にしたれ,と思ってボウル3コでこのようになりました。















1。砂糖の代わりに栗の甘露煮のシロップ(おせちの残り)。小麦粉の代わりに全粒粉で。くるみを混ぜる。

2。抹茶とブラウンシュガーとユズの皮の砂糖漬け入り。
ユズの皮の砂糖漬け?なぜそんなものがそんなところに?とお思いか。いつどこで入手したのか,なんてことは不問に付して下され。(うーん,三年坂だったっけ?てことは。。。。)

3。ココアとチョコチップ入り。

さあ,試食!
クックパッドによると「外はカリッ!中はモチッ!」ってまるでもち粉マフィンのようなうたい文句じゃが,全然ちがいました。がくっ。
どういう感じかというと、すごくしっとりしててびっくり!
おからだからなのかしら?おいしいよ〜〜。

おりひめさんも書いている通り甘さは控え目。
だから2のユズの皮の砂糖漬けや3のチョコチップがいい感じに甘さを足してます。

え〜と,年末の書き込みを読まれた方はもしかして「あれ?1月になったらダイエットするんじゃなかったっけ?」ってお思いでしょうか?
はっはっは〜〜〜。
いつものよく効くダイエット,やりましたよ。2週間ほど。
よく効くと信じているので,安心して年末は食べまくりましたよ。

でも,今回は効かなかったのね〜〜〜。
なぜでしょう?
更年期でホルモンバランスとか代謝とかが変わってきたのだ,きっと。
と,逃げようのない理由を自分に言い聞かせております。

本当の理由は。。。。
きっと年末に食べ過ぎたのでしょう。
年末以前から食べ過ぎていて,もうカーブが後戻りできない状態になっているのでしょう。胃が大きくなっているのでしょう。おいしいものを食べすぎて、ストップできなくなっているのでしょう。

ま,挫折のきっかけは、山男の姪っ子の2歳のバースデー。
このカップケーキ(山男の弟作)にやられた〜〜〜!!!
おみやげにたっぷり持たされた。














というわけで,今年も山女であり食べ女であり続けることになりそうです。
(もうなっとるがな)

2010年1月18日月曜日

サン・ヤシント山

上から読んでも下から読んでもみたいな名前の山、サン・ヤシント山(Mount San Jacinto, 10834フィート= 3,302メートル)に行ってまいりました。
先々週にボルディー山で10000フィート越えをやっているし、この山はもう5回目だし,山男は数えきれないほど来てる山だから,今日は軽いだろうと思っていました。

が!

そうだったんですねー。「が!」だったんですねー。















まずは「トラム」と呼ばれるケーブルカー?ゴンドラ?のようなものに乗って一気に海抜8516フィート(2,595メートル)まで上がります。写真で見えてる一番高いところまで。弱い人はここですでに高度順応できずに頭痛を起こしたりするようです。
中国のチベット列車みたいですな。高度順応する間もなく一気に高地に行くので電車の中で酸欠でゲロゲロになっちゃう人が続出って聞きましたけど。
まあ,ここは続出ってほどじゃない。















歩き始めてしばらくは曇天。
右手上方のちょっと丸くなっているてっぺんが頂上。ここを目指します。

ここのところ新雪が降っていないらしく,午前中の雪面はけっこう固い。油断をするとすべる。

ので、














アイゼン装着。
ジャキーン!!

















日は照ってきたけれど,けっこうつるつるのところもあり,油断はならじ。
一歩一歩注意しながら歩くって消耗する。
おまけに高度順応が今ひとつ。なかなか足が進まない。

雪山は当然普段のトレイルが雪に埋まっていて見えない。一応人の歩いた跡があったりするのだが,言ってみりゃあどこを歩こうが好き勝手。歩きやすいところを登ればいい。当然近道を目指したくなるのが人情。
山の近道。
頂上への一番近道は急な斜面の直登。
でも安全な斜度というものがあるから、あまり無茶な斜度にならないように登る。

でも。
ちょっと無茶になりかけてるような気がするんですけど。。。。
山男もそんな気になっているらしい。
「おかしいなあ。こっちのはずなんだがなあ」
え?
迷った?

結局、かなり登ったところで下山中の人に出会い(この日はほとんど人に会わず),やはり間違った頂上を目指していたことが判明。
もうお昼も回っていたし,下山のための体力も残しとかなきゃいけないので,今日はここであきらめましょうということになりました。

















正しい頂上を眺めながら鞍部でお昼ごはん。
















今日のお弁当はピリ辛チキンソーセージとゆでブロッコリー。













おやつは抹茶オーレと黒糖ドーナツ棒。
黒糖ドーナツ棒は包装をとるとちょっと「え?」て言う感じの見た目(何しろ黒い棒状)で,字の読めない山男(頭が悪いわけではない)は案の定「え?」て言うてました。
「どう?」
「うーん。。。揚げてからすごく時間が経ったドーナツみたいな味」
はい,正解!














下山途中、この雪の中でキャンプをしているご苦労さんなグループに遭遇。
一応キャンプ場なのでトイレ小屋があるんだけど,戸の前に雪が積もっており,小さいスコップで一生懸命掘っておられましたが,うーん,ちょっと厳しいやろな。



登山開始から7時間後,山上駅まで戻る。
このトラムはこの辺(パームスプリングスなどの温泉地)に遊びにくる人の観光ルートなので,駅にはレストランやらバーやらがあってほっとします。

















「温かい甘いおさけください〜」と言ったらこれが出てきました。
名前も「パーフェクト・ピーク・コーヒー」
カルーアやベイリーズなどの甘いリキュールにゴディバのチョコシロップやらグラン・マニエやらが入っているそうな。
どこの登山口にもバーがあったらいいのに〜
という程度に幸せにしてくれました。


ここからまたトラムでぐぐっと下山。












私たちの下りのゴンドラには車いすに乗せられて酸素マスクをつけた若いお姉さんもいっしょに乗りました。上がったはいいけど酸欠になっちゃったのね。気の毒でした。

この日は「ひさしぶりに中国人密集地帯(チャイナタウンとは別)に四川料理を食べに行こう!」とはりきっていたのに高速の出口を下りそこねたり、高速乗り換えたら逆方面だったりとなんだかついていない日だったのでありました。

しかし、食べ損ねた四川料理が気になって仕方ない。
近いうちに決着を着けねばなりません。

2010年1月10日日曜日

雪山へ



今日もここサウスベイ地域は快晴+スモッグです。
今年初めての書き込み,そして新しいブログに引っ越してから初めての書き込みですな。
どうぞ今年もこちらもよろしくお願いいたします。

さてさて,前のブログは、山日記なんだか食べ物日記なんだか日記なんだか月記なんだか、何がなんだか分からない様相を呈しておりましたが,ま,今後もそんな感じでよく分からなくぼちぼちやっていこうと思っております。

というわけで、今日は先週1月2日に行ってきた今シーズン初の雪山ハイキングのお話です。











行き先はもう何度も登ってるボルディー山ですが、標高差があり,3000メートル級の山なのでちょっといつも緊張します。今日は雪もあるし、てっぺんまで行けるかな。写真の白いところの一番上辺りまで登ります。本当の頂上はまだ見えていません。山ってそういうものなのねということがハイキングをやり始めてから分かるようになりました。「見えてる中で一番高いところ,あそこまで行けばいいんやな」と思っては何度も何度もだまされます。一つ丘を越えたと思うと,その先にもっと高いところが見えてくるんです。

この日はやたら韓国人のグループがたくさんいるなあと思ったら、雪の中でアイゼンをつけてピッケルを持って登っていく練習をしにきてたみたいですね。












こんな感じで雪面に取りついてはりましたが,リーダーの人が「ああせえ!こうせえ!」とずっと叫んではりました。
もっと下の方の普通の登山道でも何人もすれ違いました。やっぱりこんな日に山にいると同類と思われるんですね。みなさん私には「アンニョンハセヨ〜」と言って下さいました。同じく「アンニョンハセヨ〜」とお返事するのは簡単なのですが,そうするとまずお仲間と思われますわな。お仲間だとすると,礼儀の厳しいお国柄だからきっとこういう時にはこうふるまうべき,と思われるでしょうな。でも,私にはせいぜいアンニョンハセヨが限界。下手に期待していただいたり期待はずれなことをしても申し訳ないのでずっと「ハロ〜(すんません、お仲間と違いますのでご無礼ご勘弁)」で通してました。山男はのんきなもので,おかまいなしに「ハセヨ〜」って連発してましたわ。誰もあんたには「アンニョンハセヨ」て言うてないのに。

で,そうこうするうちに我々も同じ雪面に取りつくわけです。












今シーズン初のアイゼン。
ピッケルは持って行ってなかったんだけど,午前中はやっぱりつるつるしてるところもあったからピッケルがあってもよかったかもしれません。

私は案外調子よかったんですが,ひさしぶりの10000フィート(3048メートル)越えで山男はちょっとしんどかったみたいです。今日は登頂は無理かなーと何度か思いましたが、「足は重いが行きたい気持ちはあるのだ」という山男の心意気に引っ張られて到着しました!










太平洋が見えるじょー!カタリナ島もくっきり見えるじょー!(なぜ急にハタ坊?)
ちょっと日暮れっぽく見えるのはやっぱりスモッグですねー。悲しいな。










頂上には先着三名様が。
いつもたいていここの頂上はにぎわってるのに、しかも下の方にはあんなに人がいたのに今日はどうしたん?って感じです。韓国人チームは雪面訓練だけで満足して引き返していったとか。おかげでこの荒野の三人風が去った後しばらく頂上は貸し切り状態。気持ちよかった〜。










待ちに待ったお昼ごはんはチキンラーメンにおせちの煮豚を投入。んまい〜〜〜!!!










もちろんおやつも忘れずに。

そして下山。
あ,なんか懐かしい匂いが。
この山ではいつもこの匂い。











野生のクレオソートです。
そう。小学校の保健室の匂い。
そういう匂いに包まれて登ったり下りたりするのです,この山のハイキングは。

山に登るとお腹が空く!
山に登ったからカロリー補給!
で、晩ご飯は日系洋食屋さんにてハンバーグステーキとスパゲティーのセット。
これ,それぞれが立派な1食分あるというでかいセットです。
「明日からダイエットだからさ」
っていうダイエット直前のこの最後の追い込み(?)がダイエットの日々をつらいものにする、、、、ということをそろそろ学習してもよさそうなもんである。

というわけで楽しく食べ続けた冬休みも今日で終わりです。
大相撲初場所の開幕とともに我々の新学期も始まります。