2010年1月23日土曜日

おからマフィン

おりひめさんがクックパッドに載ってたおからマフィンを作ったという。
そして,今日,奇しくも我が家にはおからがある。
我が家におからがあるなんて2年に1度ぐらいのことである。
あ,ここん家に引っ越してきてからまだ2年も経ってないので,そう,初めてのことである。

クックパッドのそのページを見るとつくれぽ(作った人のレポート)がたくさん載っていて牛乳の代わりに豆乳でもいいと言う。
そして,今日,奇しくも我が家には豆乳がある。
我が家に豆乳があるなんて,,,,やはり初めてのことである。

いや,おからと豆乳とひじきで作るおかずというのをやろうと思って買ってきたのだけど作りそびれていて,つまり,「おからと豆乳がある」というよりも「早く使ってしまわなければならないおからと豆乳がある」というのが正しい。

というわけでわざわざ買い物に行かなくてもできるお菓子!おからマフィン作戦開始!
でも,クックパッドさんのレシピはたったの5個分になっとる。ウチのマフィン型は12個分なので,レシピを3倍にせなあかん。
どうせ3倍にするなら,三つ違う味にしたれ,と思ってボウル3コでこのようになりました。















1。砂糖の代わりに栗の甘露煮のシロップ(おせちの残り)。小麦粉の代わりに全粒粉で。くるみを混ぜる。

2。抹茶とブラウンシュガーとユズの皮の砂糖漬け入り。
ユズの皮の砂糖漬け?なぜそんなものがそんなところに?とお思いか。いつどこで入手したのか,なんてことは不問に付して下され。(うーん,三年坂だったっけ?てことは。。。。)

3。ココアとチョコチップ入り。

さあ,試食!
クックパッドによると「外はカリッ!中はモチッ!」ってまるでもち粉マフィンのようなうたい文句じゃが,全然ちがいました。がくっ。
どういう感じかというと、すごくしっとりしててびっくり!
おからだからなのかしら?おいしいよ〜〜。

おりひめさんも書いている通り甘さは控え目。
だから2のユズの皮の砂糖漬けや3のチョコチップがいい感じに甘さを足してます。

え〜と,年末の書き込みを読まれた方はもしかして「あれ?1月になったらダイエットするんじゃなかったっけ?」ってお思いでしょうか?
はっはっは〜〜〜。
いつものよく効くダイエット,やりましたよ。2週間ほど。
よく効くと信じているので,安心して年末は食べまくりましたよ。

でも,今回は効かなかったのね〜〜〜。
なぜでしょう?
更年期でホルモンバランスとか代謝とかが変わってきたのだ,きっと。
と,逃げようのない理由を自分に言い聞かせております。

本当の理由は。。。。
きっと年末に食べ過ぎたのでしょう。
年末以前から食べ過ぎていて,もうカーブが後戻りできない状態になっているのでしょう。胃が大きくなっているのでしょう。おいしいものを食べすぎて、ストップできなくなっているのでしょう。

ま,挫折のきっかけは、山男の姪っ子の2歳のバースデー。
このカップケーキ(山男の弟作)にやられた〜〜〜!!!
おみやげにたっぷり持たされた。














というわけで,今年も山女であり食べ女であり続けることになりそうです。
(もうなっとるがな)

2010年1月18日月曜日

サン・ヤシント山

上から読んでも下から読んでもみたいな名前の山、サン・ヤシント山(Mount San Jacinto, 10834フィート= 3,302メートル)に行ってまいりました。
先々週にボルディー山で10000フィート越えをやっているし、この山はもう5回目だし,山男は数えきれないほど来てる山だから,今日は軽いだろうと思っていました。

が!

そうだったんですねー。「が!」だったんですねー。















まずは「トラム」と呼ばれるケーブルカー?ゴンドラ?のようなものに乗って一気に海抜8516フィート(2,595メートル)まで上がります。写真で見えてる一番高いところまで。弱い人はここですでに高度順応できずに頭痛を起こしたりするようです。
中国のチベット列車みたいですな。高度順応する間もなく一気に高地に行くので電車の中で酸欠でゲロゲロになっちゃう人が続出って聞きましたけど。
まあ,ここは続出ってほどじゃない。















歩き始めてしばらくは曇天。
右手上方のちょっと丸くなっているてっぺんが頂上。ここを目指します。

ここのところ新雪が降っていないらしく,午前中の雪面はけっこう固い。油断をするとすべる。

ので、














アイゼン装着。
ジャキーン!!

















日は照ってきたけれど,けっこうつるつるのところもあり,油断はならじ。
一歩一歩注意しながら歩くって消耗する。
おまけに高度順応が今ひとつ。なかなか足が進まない。

雪山は当然普段のトレイルが雪に埋まっていて見えない。一応人の歩いた跡があったりするのだが,言ってみりゃあどこを歩こうが好き勝手。歩きやすいところを登ればいい。当然近道を目指したくなるのが人情。
山の近道。
頂上への一番近道は急な斜面の直登。
でも安全な斜度というものがあるから、あまり無茶な斜度にならないように登る。

でも。
ちょっと無茶になりかけてるような気がするんですけど。。。。
山男もそんな気になっているらしい。
「おかしいなあ。こっちのはずなんだがなあ」
え?
迷った?

結局、かなり登ったところで下山中の人に出会い(この日はほとんど人に会わず),やはり間違った頂上を目指していたことが判明。
もうお昼も回っていたし,下山のための体力も残しとかなきゃいけないので,今日はここであきらめましょうということになりました。

















正しい頂上を眺めながら鞍部でお昼ごはん。
















今日のお弁当はピリ辛チキンソーセージとゆでブロッコリー。













おやつは抹茶オーレと黒糖ドーナツ棒。
黒糖ドーナツ棒は包装をとるとちょっと「え?」て言う感じの見た目(何しろ黒い棒状)で,字の読めない山男(頭が悪いわけではない)は案の定「え?」て言うてました。
「どう?」
「うーん。。。揚げてからすごく時間が経ったドーナツみたいな味」
はい,正解!














下山途中、この雪の中でキャンプをしているご苦労さんなグループに遭遇。
一応キャンプ場なのでトイレ小屋があるんだけど,戸の前に雪が積もっており,小さいスコップで一生懸命掘っておられましたが,うーん,ちょっと厳しいやろな。



登山開始から7時間後,山上駅まで戻る。
このトラムはこの辺(パームスプリングスなどの温泉地)に遊びにくる人の観光ルートなので,駅にはレストランやらバーやらがあってほっとします。

















「温かい甘いおさけください〜」と言ったらこれが出てきました。
名前も「パーフェクト・ピーク・コーヒー」
カルーアやベイリーズなどの甘いリキュールにゴディバのチョコシロップやらグラン・マニエやらが入っているそうな。
どこの登山口にもバーがあったらいいのに〜
という程度に幸せにしてくれました。


ここからまたトラムでぐぐっと下山。












私たちの下りのゴンドラには車いすに乗せられて酸素マスクをつけた若いお姉さんもいっしょに乗りました。上がったはいいけど酸欠になっちゃったのね。気の毒でした。

この日は「ひさしぶりに中国人密集地帯(チャイナタウンとは別)に四川料理を食べに行こう!」とはりきっていたのに高速の出口を下りそこねたり、高速乗り換えたら逆方面だったりとなんだかついていない日だったのでありました。

しかし、食べ損ねた四川料理が気になって仕方ない。
近いうちに決着を着けねばなりません。

2010年1月10日日曜日

雪山へ



今日もここサウスベイ地域は快晴+スモッグです。
今年初めての書き込み,そして新しいブログに引っ越してから初めての書き込みですな。
どうぞ今年もこちらもよろしくお願いいたします。

さてさて,前のブログは、山日記なんだか食べ物日記なんだか日記なんだか月記なんだか、何がなんだか分からない様相を呈しておりましたが,ま,今後もそんな感じでよく分からなくぼちぼちやっていこうと思っております。

というわけで、今日は先週1月2日に行ってきた今シーズン初の雪山ハイキングのお話です。











行き先はもう何度も登ってるボルディー山ですが、標高差があり,3000メートル級の山なのでちょっといつも緊張します。今日は雪もあるし、てっぺんまで行けるかな。写真の白いところの一番上辺りまで登ります。本当の頂上はまだ見えていません。山ってそういうものなのねということがハイキングをやり始めてから分かるようになりました。「見えてる中で一番高いところ,あそこまで行けばいいんやな」と思っては何度も何度もだまされます。一つ丘を越えたと思うと,その先にもっと高いところが見えてくるんです。

この日はやたら韓国人のグループがたくさんいるなあと思ったら、雪の中でアイゼンをつけてピッケルを持って登っていく練習をしにきてたみたいですね。












こんな感じで雪面に取りついてはりましたが,リーダーの人が「ああせえ!こうせえ!」とずっと叫んではりました。
もっと下の方の普通の登山道でも何人もすれ違いました。やっぱりこんな日に山にいると同類と思われるんですね。みなさん私には「アンニョンハセヨ〜」と言って下さいました。同じく「アンニョンハセヨ〜」とお返事するのは簡単なのですが,そうするとまずお仲間と思われますわな。お仲間だとすると,礼儀の厳しいお国柄だからきっとこういう時にはこうふるまうべき,と思われるでしょうな。でも,私にはせいぜいアンニョンハセヨが限界。下手に期待していただいたり期待はずれなことをしても申し訳ないのでずっと「ハロ〜(すんません、お仲間と違いますのでご無礼ご勘弁)」で通してました。山男はのんきなもので,おかまいなしに「ハセヨ〜」って連発してましたわ。誰もあんたには「アンニョンハセヨ」て言うてないのに。

で,そうこうするうちに我々も同じ雪面に取りつくわけです。












今シーズン初のアイゼン。
ピッケルは持って行ってなかったんだけど,午前中はやっぱりつるつるしてるところもあったからピッケルがあってもよかったかもしれません。

私は案外調子よかったんですが,ひさしぶりの10000フィート(3048メートル)越えで山男はちょっとしんどかったみたいです。今日は登頂は無理かなーと何度か思いましたが、「足は重いが行きたい気持ちはあるのだ」という山男の心意気に引っ張られて到着しました!










太平洋が見えるじょー!カタリナ島もくっきり見えるじょー!(なぜ急にハタ坊?)
ちょっと日暮れっぽく見えるのはやっぱりスモッグですねー。悲しいな。










頂上には先着三名様が。
いつもたいていここの頂上はにぎわってるのに、しかも下の方にはあんなに人がいたのに今日はどうしたん?って感じです。韓国人チームは雪面訓練だけで満足して引き返していったとか。おかげでこの荒野の三人風が去った後しばらく頂上は貸し切り状態。気持ちよかった〜。










待ちに待ったお昼ごはんはチキンラーメンにおせちの煮豚を投入。んまい〜〜〜!!!










もちろんおやつも忘れずに。

そして下山。
あ,なんか懐かしい匂いが。
この山ではいつもこの匂い。











野生のクレオソートです。
そう。小学校の保健室の匂い。
そういう匂いに包まれて登ったり下りたりするのです,この山のハイキングは。

山に登るとお腹が空く!
山に登ったからカロリー補給!
で、晩ご飯は日系洋食屋さんにてハンバーグステーキとスパゲティーのセット。
これ,それぞれが立派な1食分あるというでかいセットです。
「明日からダイエットだからさ」
っていうダイエット直前のこの最後の追い込み(?)がダイエットの日々をつらいものにする、、、、ということをそろそろ学習してもよさそうなもんである。

というわけで楽しく食べ続けた冬休みも今日で終わりです。
大相撲初場所の開幕とともに我々の新学期も始まります。