2011年8月17日水曜日

もうすぐ新学期


ふあああ〜。もうすぐ新学期や〜。
3ヶ月間のエセ専業主婦生活が終わってしまう〜〜〜。
もう一生専業主婦でいいのに。
というか、もう昔の日本なら定年退職でもいい年齢?
もう仕事辞めたい〜〜〜。

と、毎年同じ事をぼやく時期です。
でも、もちろんそんなわけには行かず、今週は出勤練習週間です。
5時半に起きて、8時に家を出る練習です。

で、昨日オフィスにいたら夏に日本に勉強しに行っていたという大学院生女子が満面の笑顔で現れた。

「先生〜、おひさしぶりです〜!!」
「ああ、おひさしぶり!元気ですか」
「ええ、、、まあまあ」
「まあまあなの?」
「ん、、、せがひくい」

え?いや、背はいつもそのぐらいやろ。
え?もしかしてやせたって言いたい?
いやいや、幅もいつもそのぐらいやろ。
と見ると喉のあたりを押さえている。

「ああ、風邪引いた?」
「はい、そうです、そうそう!」

ああ、
「かぜ」→「せが」
「ひいた」→「ひくい」
似てる似てる〜!!

「で、日本はどうでしたか。たくさん勉強してよかったでしょう」
「ええ、でもたくさんべんきょうしましたから、、、クラスがおわった、、、みじかいおぼえる、、」

んーーーー

「ああ、クラスが終わって、もう勉強したことを忘れてしまったんですね!」
「はい、そうです!そうそう!たくさんわすれた」

とニコニコ帰って行きました。

(冷静な)同僚
「夏の勉強は無駄だったんでしょうか…」

(いやー、これだからこの仕事はやめられんとニヤニヤしている)山女
「いや、でもこちらが正しく言い返したらすぐ『そうそう!』と言えるということは理解力は進んでるんじゃない?」

(さらに冷静な)同僚
「でも、『そうそう!』のあとで『はて、自分は何を間違っていたのかな』というふうに省みることにつながってるんでしょうかね」

(ふと我に帰った)山女
「それができれば伸びるんだろうけどねえ…」

でもあのまま笑顔で伸びていく気もする。時間はかかるだろうけど。
と、一気に教師モードに引き戻されたのでありました。
いやー、今年度もがんばりますよー!!












噴水の向こうはフォレストガンプの卒業式のシーンが撮られたという建物

2011年8月6日土曜日

ごぼう と…


我が家のごぼう。
一昨年に、収穫時のお話をしましたが、去年も同じぐらい収穫。
ただし、私はおととし掘って満足しちゃったので、去年の秋は山男が一人で全部掘ったのです。
ただ一本だけなぜか掘り残していたのね。
それがこんなになりました。



















そう。ごぼうの花なんです。

ごぼうの花なんて生まれて初めて見ましたよ。
というか、ごぼうに花があるなんて考えたこともなかった。
我が家に遊びに来た方々も皆さん同じような感想です。
ごぼう農家の人とか種屋さんとかは当然ご存知なんでしょうねえ。
いや、面白い。

上の写真が7月の初め。
そして、1ヶ月たった今はこんなことに。


















こうして枯れると中から種が出てくるんですね。


















ひとつの花に50個ぐらい種が入ってるんです。
これで一生ごぼうには困らない…って、一生掘り続けるのか!?

この花、青い時からそうなんだけど、花びら?ガク?の先端がかぎ針状になってて指先に引っかかるんですよね。そうやって動物の毛にくっついて種を運んでもらうというのが本来のあり方なんでしょうね。


















で、全体像はどんなかというと、こんなです。























ごぼうがこんなに背が高くなるものだなんて、ってことも驚きじゃありません?
というか、今年はまだ種まきしてないんだけど、今からで秋の収穫に間にあうのかなあ。
去年は夏にはもう葉っぱがぼうぼう生えてたように思うんだけど。

今はトマトがぼちぼち生り始めてる季節です。
今年の夏もまだあまり気温が上がってないので、トマトの出来が今ひとつ。
さやいんげんはいいのが生ってたのに、潮風にさらされてカビがついちゃいました。

でも、海辺の種まき男は頑張っています。
何にって、下水工事よ〜。下水が詰まっちゃったのよ〜。
原因は地下の下水管に木の根が入り込んで生い茂って詰まっちゃって、ひびが入っちゃったため。
何の木の根か?
となりの家のアボカドの木。
我が家の玄関横のヤシの木。
我が家の前の歩道のところに市が植えたアキニレ(秋楡 Chinese Elm)の木。

あちこちから出てきた根っこたちが下水管を襲ったようですね。
昨夜のお見積りが$8500。
今朝になって「インターネットで見たのより高い。ほかからも見積もりを取りたい」とか言ってみたら(言ってみたのは山男ですが)あっという間に$6500に。
もー、ほんまにこの浪花の商人の勉強大会というかトルコのバザールの言い値で買うな大会というか、こういうのって、めんどくさくて嫌ですわー。
たしか東京の何とか市ってのもそういうかけひきを楽しむんですってね。熊手だったっけ?

私は定価でホイ、の単純なのがいいなー。

それにしても、最近外食してないので、行こうよーって言ってたんだけど、この出費により当分ウチゴハンが続きそう。。。。
「でも、しーちゃんより安いじゃん」って慰めたつもりが「げ、そうだ、あん時もそんなに払ったんだっけ」と思いだして更に暗くなる山男でした。

2011年8月4日木曜日

7ヶ月経って

しーがいなくなって7ヶ月経った。
その間には東日本大震災もあり、仕事もあれこれあれこれあり、20代からの夢だった初のボラボラ旅行もあり、仕事もあれこれあれこれあり、春学期が終わり、夏休みが始まり、久しぶりに一人で日本に帰り、家のこともあれこれあれこれあり、なでしこジャパンの優勝もあり、山にも行き、仕事もあれこれあれこれあり、あっという間にもうすぐ夏休みが終わろうとしている。

くーはあれから、ものすごい甘えん坊になり、いつも誰かにくっついていたがる。裏庭で遊ぶときも「一緒に行ってくれなきゃやだ」という。誰かが外から帰ってくると顔を見ながらついてまわる。寝室には猫は入れないというこの家のルールは相変わらずなのだが、それがしばしばつらいようだ。

晩ご飯のあとはファミリータイムと称して、家族三人(山男女、くー)でカウチに座ってテレビを見ながらうたた寝するというのが日課になっている。これをやらないとくーは全く落ち着かない。誰かの膝の上にいると本当に気持ちよさそうにねる。しかし、それでも毎晩の別れのときはやって来る。洗面所に立って歯を磨いたり顔を洗ったりし始めると「え?ウソ?もう寝るの?うそでしょ、ねえ、もっとカウチに座っててよ」と不安気に洗面所の周りをうろうろする。

それで落ち着いて寝てくれることもあるが、しばらく寝室のドアの外でわーわー言ってることもある。たまにドアを開けてみるとたいてい獲物(ひよこのおもちゃなど)が置いてある。「こんなにいいもの持ってきたんだから見てよ」と言いたいのであろう。

「我が家には忠犬のような立派な白髪の黒猫が一匹いる。器量は悪いが愛想は良くてふわふわでゴージャスなヤツだ。そんな愛猫との生活に大満足だ」と思えばいいのだ。だのにやっぱりいつまでも「二匹だったのに」と思ってしまう。

我が家は猫が二匹いる家だったのに。

一匹をかまっているともう一匹は遠慮げにちょっと離れて寝転がっている。
一匹をかまっているともう一匹がどこかでちょろちょろ動き回っている。
カウチに寝転がっていると一人の人間の体の上に二匹が乗っかって場所の取り合いだ。
人間が忙しい時には二匹で仲良くだらーっと寝ている。

そんな我が家だったのに、といつまでもいつまでも思ってしまう。
くーが可愛くて、よしよしとかまいまくっている時もいつも心のどこかで「二匹だったのに」と思ってる。
我ながら女々しい。
くーにも気の毒だ。

まあ、もうちょっと時間がかかるのでしょう。
何やらそのように弱った心持ちで「愛のアランフェス」を何年ぶりかぐらいに通しで読み返したら、ダダ泣きしてしまった。
うーん、年のせいか、心持ちのせいか、やけに涙もろいよなーここんところ。
日本に帰りついた日の翌朝、AKB48の総選挙中継見て、なんの予備知識もなかったのにもらい泣きしちゃったしなあ。

てな感じで夏休みも終わりに近づいての久々の日記でした。
やらなきゃいけないこと山積み。
宿題のたまったカツオくんがせっせと鉛筆削ってばかりで宿題ははかどらないのとおんなじ逃避行為ですな。















しかし不敵な面構えだ。