2012年1月22日日曜日

1月の庭の花たち

秋学期が始まる〜とか言ってたと思ったらいつの間にか春学期が始まっています。
皆様、今年もよろしく。

ああ、今週末もおうちでお仕事よ〜とコーヒーを淹れてたら、庭仕事をしてた山男が「ちょっと、ちょっと、来てみて!」と。
なにごと?
と裏庭に出たら、
「ほら、なんだか分からないけど植えて育ってきた枯れ枝みたいのにいっぱいつぼみがついて、一つ花が咲いてる!」


あらー、ほんと。
これは梅の花じゃありませんか。
梅って、確か何年か前に捨てたんじゃなかったっけ?
つぼみがいっぱいついてるし、たくさん咲いたらきれいだろうねー。

なにしろ種まき男だし。
こんな狭い庭にこんなにいろいろ鉢を増やしてどうする?だし。
何でもかんでも食べた後に種を乾かして植えるのはやめなさい。だし。
今日は「柚子の芽が出た」と喜んでいます。
小さい木を買ってきてウチで採れた柚子の種。
知らん間に蒔いてたんか。。。
まあ、ヒトにあげられるぐらい元気に育ってくれたらいいね。

で、ジャングルのような植木鉢の棚に回ってみると、
あらー、今年も咲いたのね。


調べてみたら、どうやらクジャクサボテンという名前らしい。
こんなジャングルに置いとくのはもったいないような本当にきれいな花です。
こんなもの見せてくれるんだから種まき男も悪くない。
いや、これは種からじゃなかったようだけど。

もう一つ花じゃないけど


ストロベリー・グァバの実です。
甘酸っぱくて、野性味があってなんともいいお味。
うん、種まき男も悪くない。
いや、これも種からじゃないけど。


2011年8月17日水曜日

もうすぐ新学期


ふあああ〜。もうすぐ新学期や〜。
3ヶ月間のエセ専業主婦生活が終わってしまう〜〜〜。
もう一生専業主婦でいいのに。
というか、もう昔の日本なら定年退職でもいい年齢?
もう仕事辞めたい〜〜〜。

と、毎年同じ事をぼやく時期です。
でも、もちろんそんなわけには行かず、今週は出勤練習週間です。
5時半に起きて、8時に家を出る練習です。

で、昨日オフィスにいたら夏に日本に勉強しに行っていたという大学院生女子が満面の笑顔で現れた。

「先生〜、おひさしぶりです〜!!」
「ああ、おひさしぶり!元気ですか」
「ええ、、、まあまあ」
「まあまあなの?」
「ん、、、せがひくい」

え?いや、背はいつもそのぐらいやろ。
え?もしかしてやせたって言いたい?
いやいや、幅もいつもそのぐらいやろ。
と見ると喉のあたりを押さえている。

「ああ、風邪引いた?」
「はい、そうです、そうそう!」

ああ、
「かぜ」→「せが」
「ひいた」→「ひくい」
似てる似てる〜!!

「で、日本はどうでしたか。たくさん勉強してよかったでしょう」
「ええ、でもたくさんべんきょうしましたから、、、クラスがおわった、、、みじかいおぼえる、、」

んーーーー

「ああ、クラスが終わって、もう勉強したことを忘れてしまったんですね!」
「はい、そうです!そうそう!たくさんわすれた」

とニコニコ帰って行きました。

(冷静な)同僚
「夏の勉強は無駄だったんでしょうか…」

(いやー、これだからこの仕事はやめられんとニヤニヤしている)山女
「いや、でもこちらが正しく言い返したらすぐ『そうそう!』と言えるということは理解力は進んでるんじゃない?」

(さらに冷静な)同僚
「でも、『そうそう!』のあとで『はて、自分は何を間違っていたのかな』というふうに省みることにつながってるんでしょうかね」

(ふと我に帰った)山女
「それができれば伸びるんだろうけどねえ…」

でもあのまま笑顔で伸びていく気もする。時間はかかるだろうけど。
と、一気に教師モードに引き戻されたのでありました。
いやー、今年度もがんばりますよー!!












噴水の向こうはフォレストガンプの卒業式のシーンが撮られたという建物

2011年8月6日土曜日

ごぼう と…


我が家のごぼう。
一昨年に、収穫時のお話をしましたが、去年も同じぐらい収穫。
ただし、私はおととし掘って満足しちゃったので、去年の秋は山男が一人で全部掘ったのです。
ただ一本だけなぜか掘り残していたのね。
それがこんなになりました。



















そう。ごぼうの花なんです。

ごぼうの花なんて生まれて初めて見ましたよ。
というか、ごぼうに花があるなんて考えたこともなかった。
我が家に遊びに来た方々も皆さん同じような感想です。
ごぼう農家の人とか種屋さんとかは当然ご存知なんでしょうねえ。
いや、面白い。

上の写真が7月の初め。
そして、1ヶ月たった今はこんなことに。


















こうして枯れると中から種が出てくるんですね。


















ひとつの花に50個ぐらい種が入ってるんです。
これで一生ごぼうには困らない…って、一生掘り続けるのか!?

この花、青い時からそうなんだけど、花びら?ガク?の先端がかぎ針状になってて指先に引っかかるんですよね。そうやって動物の毛にくっついて種を運んでもらうというのが本来のあり方なんでしょうね。


















で、全体像はどんなかというと、こんなです。























ごぼうがこんなに背が高くなるものだなんて、ってことも驚きじゃありません?
というか、今年はまだ種まきしてないんだけど、今からで秋の収穫に間にあうのかなあ。
去年は夏にはもう葉っぱがぼうぼう生えてたように思うんだけど。

今はトマトがぼちぼち生り始めてる季節です。
今年の夏もまだあまり気温が上がってないので、トマトの出来が今ひとつ。
さやいんげんはいいのが生ってたのに、潮風にさらされてカビがついちゃいました。

でも、海辺の種まき男は頑張っています。
何にって、下水工事よ〜。下水が詰まっちゃったのよ〜。
原因は地下の下水管に木の根が入り込んで生い茂って詰まっちゃって、ひびが入っちゃったため。
何の木の根か?
となりの家のアボカドの木。
我が家の玄関横のヤシの木。
我が家の前の歩道のところに市が植えたアキニレ(秋楡 Chinese Elm)の木。

あちこちから出てきた根っこたちが下水管を襲ったようですね。
昨夜のお見積りが$8500。
今朝になって「インターネットで見たのより高い。ほかからも見積もりを取りたい」とか言ってみたら(言ってみたのは山男ですが)あっという間に$6500に。
もー、ほんまにこの浪花の商人の勉強大会というかトルコのバザールの言い値で買うな大会というか、こういうのって、めんどくさくて嫌ですわー。
たしか東京の何とか市ってのもそういうかけひきを楽しむんですってね。熊手だったっけ?

私は定価でホイ、の単純なのがいいなー。

それにしても、最近外食してないので、行こうよーって言ってたんだけど、この出費により当分ウチゴハンが続きそう。。。。
「でも、しーちゃんより安いじゃん」って慰めたつもりが「げ、そうだ、あん時もそんなに払ったんだっけ」と思いだして更に暗くなる山男でした。

2011年8月4日木曜日

7ヶ月経って

しーがいなくなって7ヶ月経った。
その間には東日本大震災もあり、仕事もあれこれあれこれあり、20代からの夢だった初のボラボラ旅行もあり、仕事もあれこれあれこれあり、春学期が終わり、夏休みが始まり、久しぶりに一人で日本に帰り、家のこともあれこれあれこれあり、なでしこジャパンの優勝もあり、山にも行き、仕事もあれこれあれこれあり、あっという間にもうすぐ夏休みが終わろうとしている。

くーはあれから、ものすごい甘えん坊になり、いつも誰かにくっついていたがる。裏庭で遊ぶときも「一緒に行ってくれなきゃやだ」という。誰かが外から帰ってくると顔を見ながらついてまわる。寝室には猫は入れないというこの家のルールは相変わらずなのだが、それがしばしばつらいようだ。

晩ご飯のあとはファミリータイムと称して、家族三人(山男女、くー)でカウチに座ってテレビを見ながらうたた寝するというのが日課になっている。これをやらないとくーは全く落ち着かない。誰かの膝の上にいると本当に気持ちよさそうにねる。しかし、それでも毎晩の別れのときはやって来る。洗面所に立って歯を磨いたり顔を洗ったりし始めると「え?ウソ?もう寝るの?うそでしょ、ねえ、もっとカウチに座っててよ」と不安気に洗面所の周りをうろうろする。

それで落ち着いて寝てくれることもあるが、しばらく寝室のドアの外でわーわー言ってることもある。たまにドアを開けてみるとたいてい獲物(ひよこのおもちゃなど)が置いてある。「こんなにいいもの持ってきたんだから見てよ」と言いたいのであろう。

「我が家には忠犬のような立派な白髪の黒猫が一匹いる。器量は悪いが愛想は良くてふわふわでゴージャスなヤツだ。そんな愛猫との生活に大満足だ」と思えばいいのだ。だのにやっぱりいつまでも「二匹だったのに」と思ってしまう。

我が家は猫が二匹いる家だったのに。

一匹をかまっているともう一匹は遠慮げにちょっと離れて寝転がっている。
一匹をかまっているともう一匹がどこかでちょろちょろ動き回っている。
カウチに寝転がっていると一人の人間の体の上に二匹が乗っかって場所の取り合いだ。
人間が忙しい時には二匹で仲良くだらーっと寝ている。

そんな我が家だったのに、といつまでもいつまでも思ってしまう。
くーが可愛くて、よしよしとかまいまくっている時もいつも心のどこかで「二匹だったのに」と思ってる。
我ながら女々しい。
くーにも気の毒だ。

まあ、もうちょっと時間がかかるのでしょう。
何やらそのように弱った心持ちで「愛のアランフェス」を何年ぶりかぐらいに通しで読み返したら、ダダ泣きしてしまった。
うーん、年のせいか、心持ちのせいか、やけに涙もろいよなーここんところ。
日本に帰りついた日の翌朝、AKB48の総選挙中継見て、なんの予備知識もなかったのにもらい泣きしちゃったしなあ。

てな感じで夏休みも終わりに近づいての久々の日記でした。
やらなきゃいけないこと山積み。
宿題のたまったカツオくんがせっせと鉛筆削ってばかりで宿題ははかどらないのとおんなじ逃避行為ですな。















しかし不敵な面構えだ。






2011年4月11日月曜日

みんな日本が好きだから

今回の地震、津波、原発事故の影響は当然日本語教育業界にもいろいろと出ています。
もちろん我がキャンパスにも。

3月12日からの春休みをフライングして3月9日から日本に旅立って行った1年生。「高校の時に1年間ホームステイした岩手に行ってきまーす!」地震から二日後に「東京にいて無事だったらしい」という連絡が。

かと思えば、ずっと楽しみにしていた東京への留学。着いて1週間で地震。プログラムがキャンセルされ早々にアメリカに送り返されて来た学生達。
その学生達を救うべく(1学期の単位を棒に振るかという問題ですから)なんとか補習授業を行おうと奔走する教員達。

夏の留学プログラムもあちこちで行われる予定になっていますが、キャンセルされたり、親に反対されてあきらめたり。(当然教える予定になっている側にも経済不安が)

夏のインターンシップに参加する予定の学生は、ちょっと怖いかもと思いながらもやっと日本に行けるということが嬉しくて仕方ない。

そして、日本に行く現実的な予定はまだ何もないけど、いつか日本に行ける日を夢見て日々難解な活用や次々に詰め込まれる漢字と格闘する多くの学生達。

みんな日本が大好きです。

そんな学生達が今年もブログを書いています。日本語学習歴6か月ぐらいのクラスです。
よかったら見てやって下さい。

http://s1110.blogspot.com/
http://s1111-kumakuma.blogspot.com/

もっと上級のビジネス日本語のクラスでは『最近のニュースをみんなに紹介しながら解説する』という課題があって、やはり地震の被害や放射能の影響についての発表が多くなっていたり「日本は狂牛病の時にあんなに厳しい検査を要求したんだから、今は自分らの輸出用の食品を厳しく検査したらいい」などとコうるさい意見が出たりしていましたが、先日クラスでお好み焼きを食べに行った時にはどいつもこいつも「日本ラブ〜〜」な話題ばかりで。
なんだかんだ言いながらも、いつか日本で就職なんかできたりしちゃったらいいだろうな〜なんて夢を見ているわけで。

いつまでも夢見られるようなそんな日本を守って行きたいと。
いろいろと不安材料が多い中、ぐらぐら心を揺さぶられるようなニュースが多い中、若い者達の夢を守って行きたいと。

五十肩を冷やしつつ「だから、今何をするんだ、あたしは」と毎日答えが出ないながらも。

ともすれば落ち込みそうになる気持ちにたまにテキーラを流し込んでもいいじゃないかと。

なんとか踏ん張っていかなくちゃと思うのです。

2011年1月22日土曜日

「みみます」活用考

日本語を勉強している学生が宿題に

「私はよくおんがくをみみます」

と書いていたのを友人諸氏にご紹介したら
「いい〜。流行らす〜」
と気に入っていただけました。
私もとても気に入っております。

さて、ではこの「みみます」の終止形(辞書形ともいう)は何でしょう?
可能性は二つ。

みむ → みみます (よむ → よみます と同じ)
みみる → みみます (みる → みます と同じ)

どちらか。
そりゃ、耳からの派生語なのだから「みみる」の方でしょ、やっぱり。
で、だんちんさんはすでに
「iphoneに変えたから音楽をみみる事が多くなった」
と「みみる」を使っておられます。

「そりゃ『みみる』でしょー。ほら、『ググる』とか『コピる』とかもあるし〜」とお思いか?

ちっちっちっちっ。
「みみる」と「ググる」は活用が全然違うのであった。
「みみる」はすでに初出の段階で「みみます」という連用形(ます形)が提示されておるので、これは1段活用動詞なのですな。

みみない
みみます
みみる
みみる時
みみれば
みみれ
みみよう

ところが、「ググる」は「ます形」は「ググリます」じゃろ?
つまり、5段活用動詞なのですよ。

ググらない
ググります
ググる
ググる時
ググれば
ググれ
ググろう

「コピる」「サボる」「トラブる」などは全部この5段活用動詞になってますね。
だから「〜て下さい」っていう時は「ググる」は「ググって下さい」って小さい「つ」が入るのだけど、「みみる」は「みみて下さい」になるのね。

ちょっと、この音楽いいからみみてください。

うーん、、、、言いにくいか。

なんてことを考えてるなんて、なんてヒマなヤツなんだと思われますよねえ?
それが、もうず〜〜っと冬休み返上から新学期突入でめちゃいそがしいの〜。今日も土曜出勤なの〜。こんなことしてる場合じゃないの〜。
みなさんの日記やブログなんかもあまり読めず、コメントもコメントへのお返事もあまりできずごめんなさいい〜〜〜〜。
活用考は職業病です〜〜〜〜。
 

2011年1月17日月曜日

韓国スーパー

昨日ひさしぶりにコリアンのスーパーに行った。
ロサンゼルスには巨大なコリアタウンがあるが、コリアン勢力はじわじわと(ぐんぐんと)広がっており、ここサウスベイ地区にも大きいコリアンスーパーが2軒ある。(あれ?もっとあるのかな?)
小さいのはあちこちにたくさんある。

昨日行ったのは2軒の大きいスーパーのうちの新しくできた方。
古い方のは「ハンナムチェイン」と名前もコリアン。
(チェーンではなく、チェインというところがポイント)
新しい方のは「フレッシア」と名前もフレッシュ。
(フレッシュアではなく、フレッシアというところがポイント)

新装開店の時はいろいろお洒落な作りになっていたけど、時が経つにつれてだんだんなりふり構わずコリアンスーパー状態に。フードコート風になっていた場所がどんどんスーパー部分に浸食され、商品が山積みに。これでなくっちゃ。

何しろ安い。
生鮮食品が特に安い。
で、何でもかんでも山積みである。
普通のスーパーで1ポンドいくらで売っているものが、ここでは5ポンドいくらである。
5ポンドと言ったら2.5キロである。
きのうもオイスターマッシュルーム(ヒラタケ?)の5ポンド入りの袋を見て白人のおばちゃんが「ちょっとこれ、5ポンドも買ってどうするの?」とびっくりしてる横で、コリアンのおばちゃんらはポイポイと自分のかごに入れておられた。
梨もばかでかいリンゴもシンラミョン(辛ラーメン)も皆さん箱買いである。

まあ、ものの値段が覚えられない私には感動は薄いわけであるが、常に「割安」をお求めの山男様はここでいつもたくさんお買い物をなさるのである。
「マンゴー1箱6ドル99セント!」
「えー、スーパーで単品に6ドルも出すってのがもういやだなー、私」
「でも10個入り!1個69セント!」
と言われるとなるほど安いか。
で、我々もペルー産マンゴー箱買い。

「このチョコ菓子!3つで99セント!」
「へ?どんだけ安いの?買いましょー」

で、買ったのがこれです。
いや、フツーに日本のお菓子と似たよーな感じでおいしいけど。
ネーミングが。。。。


















ロッテさん、日本語には強いはずなのに。
日本人客は捨ててる?
まあ、でもこうして名前より値段に負けて買っちゃう客がいるからいいのか。
韓国語ではどういうニュアンスなんやろね、これ。

そういえば、「普通に」って言葉、最近の日本語では「とても」っていう意味になってるってほんとですか。
「いやー、普通においしい」って言うと「とてもおいしい」という意味なの?
ほんと?

ところで、昨日は植木屋さんにも行きました。
北の友、orihimeさんもチューさんも愛猫のお墓に木を植えられたと聞き、アイデアいただき。
桜がいいなと思ったんだけど、うちは海に近過ぎてよくないとか。
ジャカランダは、と思ったけど大きくなりすぎるので、我が家にはスペースがない。

山男が「ジャパニーズ・メープルは?」と。
もみじか。
悪くないじゃん。
というわけで、「Sango Kaku」という珊瑚のような赤い幹に青い葉がついて紅葉するというタイプの物を購入。

しばらくは鉢植えで。
お墓になるかどうかは分からないけど、記念の木としてね。
「これならゆっくり育つしなかなか大きくならないしいいね」と自己満足の山男。
帰ってネットで調べたらけっこうな巨木になるそうです。
ど、どうすんのぉ。。。。。