2010年6月3日木曜日

テキサス食い倒れ その1

また食べもんの話ですか。
とお思いかもしれませんが、今回はテキサス州はオースティン市まで出張しての食べもん話です。出張代がかかってます!

なぜオースティンかというと虎の穴(大学院)時代の我的朋友Z子はんの生息地だからでございます。彼女がオースティンに行ってからかれこれ、、、えっと10年?11年?やっと実現したオースティン訪問でございます。

しかし、オースティンという言葉にはちょっとした思い出のある私。
アメリカに来てすぐにティーチングアシスタントとして日本語を教え始めた17年前。私ははりきっておりました。はりきっていたが故にしなくていいことまでいろいろやっておりました。例えば、「もしも学生に『自分の名前を漢字で書くとどうなるのか教えて』と頼まれたら?」と頼まれてもいないのに頼まれたときのことを想定し、その時チームで担当していた約100名の学生の名前(苗字)を漢字でノートに書き出したりしておりました。

その時の学生の一人がオースチンさんという女の子。
「大素珍」
これしかないわなー!わっはっは!
と一人で暗い寮の部屋でウケておりました。
顔も名前も一生忘れないわ、大素珍さん。

というわけでやってまいりました大素珍市!!
(また『前置きが長い』とか叱られるぅ〜)

夕方の便で到着。
Z子はんにはかねてより「前に話してくれてた小屋みたいなところのバーベキューが食べたい」とリクエストしておりました。
で連れて行っていただいたのが田舎道の果てにある小屋みたいなバーベキューハウス「ソルトリック(Salt Lick)」。





























うまい〜〜〜!!
めっちゃ素朴なのにめっちゃうまい〜〜!!
すごくいい感じに焼いてある。
ビールはもちろんシャイな僕(シャイナーボックという地元のビール)。
お土産にBBQソースと揉み込み用スパイスをゲット。



おなかがいっぱいになったので、腹ごなしの運動のために「湖」という名前の大きな川沿いの遊歩道へ。
そこで白鳥の親子に遭遇。
















かわいい〜!
白鳥のお母さん、子ども可愛さのあまり犬にけんか売ってました。
















犬の飼い主は、おもしろがってたのか、、、何もせんと見てはりました。

夕暮れの湖(川)沿いの遊歩道は花盛りで大きい木がたくさん茂っていて、ロサンゼルスでは味わえない緑のてんこもり。
そしてロサンゼルスでは味わえない高い気温と高い湿度。
むじあづい〜〜〜〜〜。
なんせ、このごろのロサンゼルスの最高気温よりオースティンの最低気温の方が高い。
夕方になっても涼しくはならん!

なのにローカル娘(?)Z子はんと、ロサンゼルスでの私の元同僚でなぜか今はZ子はんの助手なM嬢は「この時間になると過ごしやすいねえ」なんてのんきなことを。
ヒトの適応力ってすごい。

翌日はZ子はん、M嬢、そして大学院時代の私の同級生で、なぜか今はZ子はんの同僚なCちゃんとランチ。人より長く大学院に居残っていた私にとってはCちゃんもZ子はんも大学院の友達なんだけど、CちゃんはZ子はんが入学する前に卒業したので二人は大学院では会っていない。とまあわけ分かりませんが、オースティンは私がそれぞれ別々な事情で知り合った友達が3人も集まっちゃってるふしぎな町なんです。

まあ、そんなことはどうでもいいけどランチはタイ飯。
タイと言えば、ロサンゼルスでの勤務先の近所に激ウマのヌードルを食わせるタイ飯ファーストフード屋があります。そこのヌードルの味が忘れられないM嬢はオースティンに来てからなんとかあの味のヌードルに出会えないか、といろいろ探していたそう。で、この日我々が行ったこの店で「近い!」ヌードルに出会ったそう。

で、M嬢はこの店でヌードルを注文するたびに控え目に(ずうずうしく)「あのー、豚肉はスライスじゃなくて、ミンチにしてもらえないでしょうか」とか「あのー、できれば魚丸(中華スーパーでは魚丸と書いてある。英語ではfish ballという。かまぼこのダンゴみたいなの)を入れてもらえないでしょうか」などと幻のヌードルに近づけるべくリクエストし続け、やっと到達したのがこれ。















おー、近い、近い!
でもね、M嬢、さつま揚げを忘れてない?
「あー、さつま揚げも入ってましたっけ〜」
入ってたよ。次回はぜひそれもリクエストしてみておくれ。

で、お味は。
う〜〜〜〜〜〜んんんんん。
近いっちゃあ近い。
でも幻のヌードルはこれほど甘くない。
そしてもっと酸い。

というわけで、テーブルに置いてあった調味料の中からナンプラーやら青唐辛子の酢漬けの酢やらチリペーストやらを投入。
で、出来上がったのがこれ。















ふふふ、またさらに近づいたでしょう。
でも、あまり酸いものにも辛いものにも魅かれてない様子のM嬢は「わ〜、すごいですね〜、ふふふ」と婉然と微笑むだけであった。
そう、M嬢はこの婉然たる微笑みという最強の武器で渡る世間に敵は一人もいないというすごい人なのである。


まだまだ食い倒れの旅は続く!!

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