2010年12月21日火曜日

猫のガンの薬













長い間、ブログとご無沙汰していたと思ったらいきなりなタイトルやなあ、、、って感じですが。
はい。
猫がガンになりまして。
二匹の王子様のうちの華奢な方、グレー猫のしーちゃんです。
それとまあ、いろいろなばたばたが重なって、ブログどころではなかったのですが、ついに光明が一筋見えてきたのでこれは世間様にもお知らせしておこうかと。

しーちゃんのガンは咽頭のすぐ下にできていたもんで、呼吸困難になり、腫瘍とともに咽頭を一部切除。
手術後食欲が戻らず胃にチューブを入れたり、肺炎を起こして再入院したり、退院したと思ったら、すぐにガンが再び育ち始めて呼吸が苦しくなったり。

猫も人間もぼろぼろですわ。

上の写真のときはやっとエリザベスカラーは取れたけど、前足は点滴用に一部毛をそられてプードル状態。
青いTシャツが見えますか。
これは胃のチューブが入っているところが外にさらされないように、そしてチューブがぶらぶらしないようにと山男が作った特製Tシャツです。
山男の長袖Tシャツの袖の部分を利用しました。チューブの先をしまっておくポケットまで付いています。
素材はハイキング用の通気のよい素材。
(山男はなんだかこの猫用Tシャツでひと商売始めたそうだったけど。。。)

お医者様曰く「これは転移はあまりしないけど、その場所でアグレッシブに育つタイプのガン」。
まさにアグレッシブに戻ってきたなあ。
ステロイドを飲むと少しましになってきたので、じゃあ、このまま飲ませ続けましょうということに。
このまま、できるだけガンが控え目に育って1日でも長くしーちゃんが幸せでいられたらいいんだけどな。
年は越せるのかな。

ステロイドは食欲増進作用があるらしく、ちゃんとご飯を食べるようになりました。
胃のチューブも取れました。
でも、げっそりやせて、げほげほ言って、1日中じっと寝てて、幸せなんか、しーちゃん?

そうこうするうちに山男が「インターネットでES Clearって薬を見つけた。ハーブの薬。口コミがすごい。みんな猫が元気になったって言ってる」なんて言い出した。
と思ったら、注文してしまった。

お医者様に聞いたら「その成分ならステロイドと併用しても害はないでしょう。私には分からないけど(何でも気の済むように)やってみたら?(どうせ助からへんねんから)」というお返事。(  )内は私が行間を読んだもの。たぶん当たり。

私としては「体力が弱ってるものにそんな覚せい剤みたいなもんをやって、元気になってしまったらよけいに体力消耗しちゃうんじゃないのか。あの弱ったのどに液体を流し込んで変なところに入り込んじゃったらどうするのか。薬をやるために口を開けさせるとイヤイヤをするのにまた体力使うじゃないか」と非常に懐疑的。

でも一言も言わなかった。言えなかった。
山男だって一生懸命なんだ。
まあ、最悪の運命には変わりはないんだから、やってみたら。

で、極小の注射器状のもので0.25mlをぴやっと。
三日目。
「ちょっと。げほげほぜーぜーが小さくなったよ。」
このころしーちゃんは山男に「ダースベーダー」というあだ名(やめてくれ〜!!)を付けられるほどずーっとゼーゼーズーズー言ってた。のに!
「え?まだご飯食べるの?」
「口開けないで息してるよ!」

そして一週間経ちました。
おなかを大きく動かして息をしていたのも静かになりました。
体重も1週間で400gぐらい増えました。
走るし。
ジャンプするし。
くーちゃんとけんかもできるし。

もちろん元気だったときに比べたら全部ちょっとずつだけど。

こんなに効いていいんですか、このお薬?












ES Clear

自分がガンになったら、絶対飲んでみようと思っています。
成分は
ゴボウ
ヒメスイバ
スリッパリーエルム
チャイニーズルバーブ(ダイオウの仲間?)

アルコール

ガンを抑えたり、食道や気道を滑らかにしたり、免疫力を高めたりするということです。
とりあえずしーちゃんに限って言えば、この1週間でまさにそのように効いているのでは、という実感です。
覚せい剤というより、養命酒的なものか、と期待していたのですが、この速攻ぶりはやはりシャブ?

お犬様用もあるようですが、ヒト用はまだないようです。

この効果が今後どの程度続くのか。
また追ってレポートします。

とは言うもののたまに何か引っかかって死にそうな目にあったりはしてますので、正月に餅をノドに詰めて、、、みたいなノリでいっちゃうってのも可能性は大。
もう、なるようにしかならないやね。
いえ、投げやりなわけではなく。

4 件のコメント:

  1. わー。いろいろ「デジャブ」なエントリー。涙出てきました。(「ダースベーダー」のあたり、とっても既視感あり。)

    もうね、言葉、ありません。

    ゴボウ、ダイオウ、スイバ辺りなら,この辺にありそうだが、その「すべりやすいエルム」って、なんだろう?

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  2. おりひめさん、
    つらいこと思い出させちゃったね。ごめんね。
    おたくのもダースベーダーだったのね。鼻だったよね?

    でも、今回すぐに例の温熱療法調べに行ったわよ。そしたらああた、もう全身麻酔だの、患部以外が焼けることもあるだの、全国に数カ所のところにわざわざいかなあかんだの、えらいことになってるやないの。家庭の医学で局所コタツみたいなもんかいなと思ってたのに。にゃんこの放射線療法にも「?」な私にはムリですわ。

    それにしてもダイオウとかスイバとか見てすぐに「この辺りにありそう」って言えるところがすごいね。私なんて実物どんなもんかさっぱり検討つかないのに。「ヒメスイバ」なんてどこで切るのかも分からんかったわ。「スイバ」グループというのがあるわけなんですね。

    つるつるエルムさんは、アメリカ先住民の方が古くから使っている薬草だそうですよ。山男はそれが「のどの通りを良くするのに使われる」ってことを知ってたんだって。だから「これだ!」ってピンときたらしいんだよね。今回は本当にでかした、山男!です。

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  3. 山男さん式療法のその後、また教えてね。

    でもって、私がためしてみた温熱療法は、「三井式温熱療法」です。全身麻酔も何も、ほんとに「こたつ療法」でしたわー。

    器械はこれ。http://www.e-onnetsu.com/

    貸してもらったからラッキーでした。アメリカでは入手難しいのかな?

    とにかく、祈っております。

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  4. おお、これか〜。
    三井と女子さん、ってお名前がかなりイカしてますな〜。
    ちょっと探ってみるわ。
    ありがとね。

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